NTTのひかり電話とスマートフォンの考え方

先日、NTTの光回線の切替が終わった事に伴い、長年使ったISDNとのお別れが何ともあっけなく思う今日この頃です。
それに伴う極端な話が一つあり、事務所の固定電話機が使い方によっては「不要」になるのでは無いか?と言う勢いの話です。
ISDN回線の頃と違い、携帯電話も大きく普及し始めた事も重なり、スマートフォン一台で何とかなりそうなのは何とも複雑な心境でもあります。それでもって今までよりコストが下がると言う話は末恐ろしい話でしょうか。
さてNTTが設置したHGWには、アナログ回線2回線分+IP電話用の回線が5つ準備されていました。
このIP電話用の回線とは何か?いろいろ調べて見ると興味深い事が分かりました。
アナログポートの2回線に関しては、普段の使い方からすると、固定電話1台、ファクス1台の用途でほぼ事足ります。
IP電話用の回線に関しては、パソコンやスマートフォンに設定する事で、利用可能になる為、番号の割り当てが足りない場合にひょっとしたら役立ちそうと考えました。
しかしここで一つ難題が発生しました。
このHGWに設定した回線は、着信する場合はすべての端末を呼び出す仕様になっており、ISDNの様に優先着信などといった高度な機能は持ち合わせていない。と言う事なのです。
勿論、法人向けオフィス電話ならば、そのあたりが対応しているかもしれませんが、一般用ではこの辺りが限界なのでしょう。
仕方ありません。
とは言え、ひかり電話の回線をコードレス無くしてスマホに割り当てできるのは非常に画期的です。
ひかり電話をスマホで使う為には、無線LAN環境が必要と書いており、本来はNTTから無線LANユニットのレンタルが必要ですが、私は手元にあったWiFiルータをつないで利用する事にしました。
NTTが必要とする条件とはやや異なりますが、「理屈上」は同じなので、この方法にて接続しました。
それからWiFiを使ったIP電話アプリ「[g]AGEPhone[/g]」を使い、NTTの手順書に沿って設定してみました。
アプリ自体がNTTに正式対応している事から割とかんたんに登録ができました。
それから少し、頭をひねっていけばほかにも応用ができるのではないか?と勝手に考えましたが、私のつたない頭では無理でした。
このIP電話アプリを使って気づいた点があります
1:アナログポートの電話機より着信が早い
2:スマホであれば3G(携帯電話)の契約は必要が無い→iPadやiPodでも良い(やや不便だが)
この使い方になれば、事務所にいる時は固定電話の番号をうけることができるので電話機自体を減らす事ができる。
電話の着信自体外出すればいつもの090携帯で利用できる事になる為、使い勝手は良さそうにおもえ・・・そうだが
難点が多く、VoIPアプリである為、当然ですが「電池の消費」が上がり、すぐにバッテリ切れを起こしてしまうのです。
使い勝手など課題はまだありますが、非常に面白い使い方ができると思いました。
普段から外出しない私にとって、モバイルルータを常時抱えるのはなんだかもったいない。
パケット定額が1端末あたり5000円というのがなぜか解せない。
これが2つ、3つと増えれば倍々ゲームライクになるので、ほとんど使いもしないのに毎月5000円も払うのはなんだかと思って
今回テザリングで多少緩和できるだろうか。と考えた私は
iPhoneのテザリングか
iPadのテザリングかを検討しましたが、どちらも正直納得のできる結論に達せませんでした。
端末の下取り率は残金の約50%程度が上限ですから、このまま支払続けるか新機種へ乗り換える原資にするか判断に窮するところです。
モバイルルータで一番利用しやすい形態は何か?考えた結果、
1dayプラン
が使えるWiMAXじゃないか。と思います。
ただ、これもオチがありまして
私の事務所(長崎市深堀町)だと、じつに「圏外」
圏外故に県外で使うしか使い道がありません。
これはギャグじゃなく、正直なところ都市部であればWiMAXで十分事足ります。
通信速度も非常に安定していますし、メールやウェブを確認する程度なら快適です。
またこれを持ち歩いて使えるし、端末もルータとして使えるため、データ通信コストも削減できそうです。
残念な事にエリアがまだまだ狭く(一昔前のPHS並)実用性には欠けますが、エリアがさらに広がり回線速度も向上できれば良いのにと思うばかりです。
LTEが本命であるのは、昨今の動きを見ても明らかですが、高止まりになっている通信コストをどのようにして下げるかが今後の課題では無いでしょうか。
シームレスにロスが無く、なおかつ便利に・・・と考えると、ソフトバンク版のiPhone5がよさそうです。
ランニングコストとエリアさえもう少し下がれば本命なんですが・・・。
うまい話はそうそうなさそうです。

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