情報管理というのは、非常に難しい
機密保持のレベルとして
- 1 口外すると実害が出るレベル
- 2 当事者が口外する分には支障がないレベル
- 3 公知されているレベル
このうち、口外すると実害が出るレベルとはなにか?
「情報管理」における、運用基準に「ダブルスタンダード」は絶対許されない。
法令遵守という言葉があり、何が正しく何が間違っているという考えは、立場違えど大きく変わらない。
正しい情報を得るということは、何を基準に「誰」が「どのように伝えているか」によって決まる。
機密保持というのは、第三者に対していえる話であり、当事者間においては「機密保持」という言葉は適切ではない。
情報管理は、誰のためのものか?をもう一度考えてよいのではないだろうか。
顧客に対して持ちうる情報をどれだけ出せるか?
その根拠は一体なにか?を説明することが重要といえる。
信用されるためには、小さなことでいいので「結果」を残すこと。
これは、どんな場合でも同じで
正しい情報を得るためには「正しい」結果を残すしかない。
情報の定義
「正しい情報」は何をもって信用するのか?
情報の定義には、様々な考え方があり、私が考える正しい情報を判断する定義は次の通り
- 1 複数の人に同じ質問をして「回答」に一貫性があるか?
- 2 立場の違いで「回答」に違いはないのか?
- 3 約束を守ることができるか?
- 4 情報の根拠に疑義が生じることはないか?
つまり、結果を残すことができる人間の情報は「正しいと仮定してよい。」考えです。
それでも、情報が正しいとは限らず「間違った情報」を見極める力を持つには、相手の「矛盾」を突くこととなるからです。
「A=B」は「B=A」も常に等しいという定義は、数学においてよく使われる話です。
「仮説」を立て、「検証」する
情報管理において重要なことは、「仮説」と「検証」です。
仮説は目標に近いもので、検証とは正解率に言い換えることもできます。
仮説はなんの根拠もなく取り扱うことはありません。
仮説をたてて行動し、結果が出ることから検証ができます。
検証の結果、どれだけ正しいか(いわゆる正解率)によって仮説が「正しいか」か「間違っているか」を確認する事は大変重要です。
「厳しい事を言う人ほど、正しいことを言っていることが多い」
情報管理の中において、厳しいことを言う人ほど、正しい事を言ってることが多いのは、発言者の経験に基づくことが多く、わざと間違ったことを言う人は少ないためです。
ただ、これも「誰」がその話をするかによって「信用性」が変わってくることから、「厳しいことを言うから、即正しい」という結論にならない事もまた事実です。
意見の中において、排除せず検証することもまた重要ではないかと考えます。
「結局のところ情報って何なの?」
情報は言い換えるならば「事実を第三者に伝える事実」と言えることでしょう。
その事実を発言者と受取側のバイアス(思い込み)がかかった状態が判断の可否を見るところではないかと考えます。
ただ、わかっていることは「第三者にたずねても同じ答えが常に返ってくる事実」は、正しい事実であり、間違っていない事実と考えるのが極めて自然。と言う事になります。
正しい情報をどのように判断するかが実は難しい。
といえそうです。