プロが勧める「電話回線からインターネット契約」の賢い契約と段取り~住所が決まったらまずNTT116へGo!

インターネットの契約に限らず、電話回線の手続きは煩雑かつやっかいな段取りを求められやすいものです。

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私が過去10数年の間に培ったノウハウとして次の段取りは、大変重要なものです。

私の周りでも店舗や事務所をオープンした方、自宅を引っ越しした方が多々いらっしゃいますが、的確な手順はここ10年以上変わっていません。

まず、引っ越しやオープンなどをする場合に決まるのは、「住所」

住所が決まったらまずはNTTへ電話番号選定を依頼する「開通依頼」をかけるところから始まります。

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開通依頼の際、電話・ファクスを個別に取得するケースと、電話のみを利用するケースがありますが、半数以上が電話のみでファクスは兼用が多い為、1番号契約が基本になります。

1)電話番号選びは超重要!

電話番号の局番はできるだけ、最初の市内局番は「ぞろ目」が無いか確認します。

たとえば、長崎市内だと811、822、833が同一エリアにあります。他のエリアの場合であれば、844、855があります。

それ以外については番号提供がされていないまたはNTT以外の電話番号のため、除外します。

番号選定のコツは市内局番にあり、ホームページやチラシ、名刺などに印刷する際、間違いを見つけやすくなる為、番号選定は1ヶ月くらいかけても良いほど重要な作業です。

電話番号はどれを選んでも同じお金を払うので、覚えやすく気にいった番号が出るまで根気よく折衝が望まれます。


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2)電話番号の局番はそろえよう

NTTの場合、電話番号の局番が違うと請求の締め日が違う為、電話番号は局番をそろえるのが鉄則です。

たとえば、長崎において095-822局番と095-833局番では前者が月末締めに対し、後者は10日締めです。

これは、住んでいる場所とか個人・会社関係なく、電話番号で締め日が異なります。

請求書を合算などしたい場合でも締め日が異なれば当然できません。この点も注意が必要です。

局番をそろえるのは、口頭で伝える際にも大事です。

私の会社は、833-3838と833-3839と連番にしています。

これは慣習的な「番号選定」で、連番の最初が電話で次がファクスまたは代表子番号。の考えです。

大会社などでは代表が1000番だとすれば、1050番までざっと50回線持っているケースも珍しくありません。

一般個人などでは現実的な回線でありませんので、せいぜい2回線または3回線です。

電話番号の連番化は特別な事情が無い限り、取得が基本になります。

3)インターネット回線の種別はソフトバンクケータイ+ホワイトBBを基本に考えよ

ソフトバンクケータイの利用者も3000万回線を超える規模になり、国民の3人に1人はソフトバンクという時代です。

インターネットの契約で、ADSLを使うのは時代遅れと思うかもしれません。

しかし、月々のランニングコストを考えれば月額1980円ははっきりいって魅力です。

一般固定回線の契約が一般家庭用なら基本料金1750円+ナンバーディスプレイの400円で2150円。

これにADSLのADSLを足して合計4130円。(消費税・通話料は別途)

事務用で契約となれば、事務用加算額をくわえて、合計5730円。

光回線ならば、同一の契約でもホームタイプで、7500円。

(基本料 5400円+プロバイダ1200円+ひかり電話基本500円+ナンバーディスプレイ400円で計算)

差額は実に1600円。(家庭用なら3370円)

つまり、年間にして約2万円。家庭用なら、約4万円の差額が発生する算段です

ソフトバンクのケータイなんか持ってないと言う場合でも、2年契約のホワイトプランを契約して980円+1980円の2860円です。

もちろん、最低利用期間を持ちたくない場合は標準プランという方法もあります。

この方法のほかにも、いくつか案はありますが提供エリアが比較的広く、安く利用する方法はあるかもしれませんが、全国どこでも利用できる案としてこれが一番最適です。

ADSLはちょっといや、やっぱり光回線を使いたい。

と言う意見はごもっともです。この点についてソフトバンクのホワイトBBありきとは毛頭ありません。

インターネット回線がADSLにする理由は「コストパフォーマンス」が最適というだけで、回線品質や速度は光回線と比較しても、差は明らかです。

それでも、電話番号選定は光回線にしようがしまいが、絶対です。安くなるとか楽だとか言っても、絶対電話番号選定は最初にするべきです。

電話番号選定を最初に行い、光回線へ電話を移行する場合やはり費用が新規で取得する時に比べ、倍は違ってきます。

しかし、NTTに限らず、インターネット回線とセットで電話を敷設する場合、番号選定はできず開通直前に****番と○×○×番です。と振り出されるのがオチです。

特にホームページやチラシを作っている場合は、電話番号が決まらないのははっきり言いまして致命的で、移転の際の電話番号が事前に案内できないのも困ったモノです。

名刺やスタンプカードをオープンと同時に作りたいと思うなら電話番号は住所が決まった時点でNTTで番号選定をし、移転日の調整だけ行えば十分です。

私のお客さんのケースですが、上記理由で番号選定を早めに実施しましたが、移転の直前になって「光回線の空き端子が無い為、予約待ち」となった事がありました。

当初は、ISDNで2番号取得して、光回線開通と同時にひかり電話移転のスケジュールでしたが、急遽アナログ2回線にして、回線増設工事+ADSLの工事に変更し、光回線が利用できるまで暫定契約で約2ヶ月利用しました。

光回線が、工事予約決定(通常は工事可決と呼んでいる)しなければ、電話番号選定に入らないが、アナログやISDNであらかじめ工事予約をしておけば万に一つ工事ができなくなった場合でも、ヤフーBBなど各種ADSLや他社光回線への変更が可能になり、チラシの作り直し、工事依頼の変更が全くもって不要になります。

この作業の事を通常は、「番号ポータビリティ(持ち込み)」工事と呼び、番号選定においてNTTに依頼したあと、電話やインターネットを他社で利用する場合でも電話番号が変わらない為、自信もっておすすめできる100%失敗しない手順です。

私自身、普段は「絶対」「確実」「100%」と言う言葉は使いませんが、このやり方は過去10数年変わっておらず、若干変わったといえば、ISDNからアナログへの番号選定が可能になった為、番号の枠が若干広がったくらいで手順は変わっていません。

ISDN全盛期の変則依頼と言えば、「アナログ回線の番号をISDNで新規利用したい」がありました。ちょうど、今の光回線専用番号を使わず、アナログ番号専用が希望というのとかぶります。

しかし、現時点では、アナログ・ISDN時代の時とは事情が違い、他社回線利用も視野に入れながら対応となるため、この手順は大変重要な意味を持ちます。

家電量販店経由で依頼すると連絡が入るBBCC(ブロードバンドコンタクトセンタ)は番号選定をやりません

この手順を実際にやってトクした人、知らずに自分で契約して痛い目に遭った人、悲喜交々(ひきこもごも)ですが、最初はNTTの光回線だったたけど、やっぱりBBIQを利用したい、いやケーブルテレビを利用したいと人々の事情は様々です。

あるお店は、NTTからBBIQに変更するために、移転もしていないのに電話番号まで変えた方もいます。

顧客にとって、店舗の電話番号が変わるほど迷惑な話はありません。

店舗からすれば、別に電話などほとんどならないから変えたって支障ないじゃないかとかありますが、先ほど申し上げた様に、名刺やホームページ、チラシなど電話番号を記載したものはすべて作り替えと言う状況に追い込まれます。

コスト計算して切り替えたから安くなるとは言えないエピソードです。(長期的に回収するとは言え、あまり良いとは言えません。)

こういうことを起こさない為にも、事前に電話番号を取得し、インターネットに関連する電話番号は持ち込みできる体制を作る事は大変重要な事なのです。

この作業は面倒な上、新規取得に比べ移転コストが上乗せされる非効率なサービスです。

しかし、わずか1番号あたり数千円で済むなら高いとは到底思えません。

ホームページや印刷物を作り替えるコストに比べたら微々たるモノです。

電話自体は年々、必要性が無くなり連絡先で携帯電話を使うパターンが増えているのは事実です。

ある一定の規模の会社であれば固定電話でなくフリーダイヤル(0120)を使うのがほとんどで、固定電話自体あまり必要としてません。(自動音声で番号振り分けをする等)

電話番号選定は、とにかく時間と労力が掛かり気づいたら、NTTまかせにしているケースが多々あります。

番号はとりあえずなんでもいいや。と言う考え方に賛同するわけじゃありませんが、現時点における最適解は、まず「1番号ならアナログ、2番号以上ならISDN」で番号取得依頼。

その後、インターネット会社はADSLにするか、光にするかCATVにするかじっくり選んで良いかと思います。

電話の工事予約は移転の1ヶ月前が目安です。しかし、2ヶ月以上ある場合でも、開通だけ最短で実施した上で、光回線へ工事する日程を逆算して開通する方法もあります。

例)2014年2月1日にオープン予定の店舗の場合

  1. 番号選定は2013年12月25日頃までに決定(番号選定はじっくり時間をかけて、その間契約内容を確認)
  2. 支払い方法(口座振替・クレジットカードなど)の手続を行う。口座振替は銀行窓口、クレジットカードはネットまたは書面のいずれかで対応。
  3. 電話回線を2014年1月10日までに開通
  4. 光回線を2014年1月31日に開通。
  5. 開通工事・スタート

何事も手順が大事です。

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