キャッシュレス消費者還元がされない悲劇

今月から消費税が10%に上がったことに伴い、キャッシュレスによる消費者還元が始まりました。

私の会社においては、クレジットカード決済対応。
(JCB・VISA・Master・AMEX・Diners)

電子マネーも網羅(交通系IC・iD・QUICPay)
(ApplePay・GooglePayそれぞれ対応)

バーコード決済については、順次対応しているものの、主要のサービスはすべて可能という状況です。
(PayPay・d払い・auPayはすべて対応)

今回一番気がかりだったのは、5%還元ポスターを掲載している店舗は「キャッシュレス消費者還元」の対象であるのですが・・・

いざ請求明細を確認したところ「還元なし」

・・・・???

なぜだろう?と見たところ、どうやら「法人カード」は消費者還元の対象外とのことorz・・・。

キャッシュレスに関する規定(JCBカード)

あーなんたるや。

ただ、いろんな抜け穴があり、即時還元を実施する会社の場合は、法人カードに関係なく、還元されるものの、売り上げ精算の場合は、全くもって反映されないという。

(まとめ)今回のキャッシュレス消費者還元について

  • 1 ひとつのカードにつき、還元されるポイントの上限は月15000ポイント(1万5000円相当) 10枚カードがあればそれぞれ15000ポイントとなる ※15000ポイントの還元の目安(5%還元で30万円)
  • 2 法人カードは原則として還元されない
  • 3 還元の方法は、現金の値引きまたはポイント付与のいずれかとなる。
  • 4 還元されるかどうかは、請求明細を見るまでわからない

ということから、ポイント還元されたら「ラッキー」くらいで見ることがよいと思います。

他のカードブランドはどの水準で対象の有無を判断するかはわかりかねるため、非常にわかりにくいと思うのです。

結果的に、キャッシュレスは個人消費がメインで、企業のカード決済はあまり望ましくないのだろうか?と思うのです。

このお話の裏側は前回取り上げた通り、結局のところ消費者還元の原資は加盟店の手数料が前提となり、その手数料を 消費者へバックするという構造があります。

この大混乱の中、キャッシュレスのポイント還元がされないという、事態をどのように消費者がとるか、少なくとも私はキャッシュレス還元されると思い、対象事業者を選んで購入したものの、ふたを開けるとそもそものカードが「対象外」というオチです

もっと使いやすく、もっと便利にがキャッシュレスの狙いであるものの、キャンペーンが終わったら再び現金の支払いに戻るような気がしてなりません。

実際のところ、一番還元でお得な方法はなにか?

VISAやJCBのデビットカード払いです。

デビットカードの普段の還元率が平均0.2%(1000円あたり2円)のデビットカードがいきなり、5%(1000円あたり50円)ですから実に25倍です。
年会費が無料の会社もあります

もちろん、クレジットカードについても同様の付与率のため、どうせ選ぶならお得な方がよいと考えるのは自然です。

 

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