昨晩、ある会社から外注の依頼が入った。いつもの様にハードなスケジュールは、慣れっこだがその後届いたメールに呆れた。
「当社から振り込む際の振込手数料は御社負担」
・・・はっ?
今時、振込手数料を先方負担にするとは何事だろう?
私自身、過去に5000円の請求に対し、800円振込手数料を差し引かれブチ切れた事がある。
こちらとしては、振込手数料を負担して欲しい旨記載しているにも関わらずだ。
きっちり経理担当に不足分を連絡し、差額分を支払ってもらった。
私は、この事件以来、請求書には振込手数料は先方負担である旨をきっちり記載し、特段の事情がない限り振込手数料は負担しない。
と言う方針に変わった。
当然、契約上の話でもあるが、振込手数料が上記のように、「受取人負担」を条件にする契約書には一切合意しない事もその一つである。
私自身は、振込先の金融機関をあえて「ジャパンネット銀行」にしている。
理由は3つあり
- 1 入金確認が24時間リアルタイムに出来る事。
- 2 振込手数料もジャパンネット銀行同士は50円(税別)、他行宛ても最大250円(税別)であり、下手すると同行間の振込より安いケースもある。
- 3 個人・法人における取引条件に差をつけていない事(これはものすごく重要)
法人名義の口座開設は、楽天銀行ももちろん可能だが、ジャパンネット銀行と違い法人口座専用の手数料体系になっている点。
これは、正直お得感を感じず、それなら地元地銀を利用した方がずっと良い。
振込手数料を差し引くなという理由には、800円差し引いて振り込んでも、実際はジャパンネット銀行の様に250円で振り込み可能な銀行も存在する。
そうすると、800円-250円=550円の差が出る。
一番私が不信に感じるのは、この可能性を払拭できない為である。
言い換えれば、250円の振込手数料負担は事業経費として当然であり、私が取り引きする会社において前入金・振込手数料負担は常識であり、振込手数料を差し引きして良い会社は一つも無い。
それが世間一般の常識になっているからだ。
しかし、顧客において振込手数料を負担したくないまたは安価にしたいと言う理由で、ジャパンネット銀行を敬遠する事がある。
その場合は、当社において
- 「別の金融機関」
- 「口座振替」
- 「ゆうちょ振替」
のいずれかから対応もあるが、企業系の一括振込手数料は一件あたり最低500円~700円。窓口だと最大800円。
そんな訳でもう少し考えて欲しい。