VISAクレジットカードとVISAデビットカード使い分ける工夫

クレジットカードとデビットカード

似て異なる2つのブランドは、いったいどこに利便性があるのか?

と言う素朴な疑問。

2014-06-25 01.12

 

カードを持つならクレジットがよいと言う人もいれば、ニコニコ現金払いが良いと言う人だっている。

 

私はクレジットと現金は半々だという考えです。

 

クレジットで支払う事に利便性がある取引とは何か?

  • 支払い金額がほぼ一定の「継続課金」
  • 後日現金で支払う目的での「立替払い」

私はこの2点に限られると思うのです。

立替払いの使い道として有効な手段が、病院の診療費支払い。

入院費用など高額になりやすくなおかつ生命保険などの給付がある場合はまずはこちらで支払いを行い、保険給付に合わせて支払いを行うのは非常に効果的です。

「クレジット=信用」

現金で支払う事も大事ですが、必要以上の現金を使わずカードで支払える事は非常にメリットが高いと考えるのです。

高額になりがちな支払いでもポイントとして還元されます。

 

言い換えれば、10万円の入院費用支払いなら1%だと1000円分の割引が受けられるのと同じです。昔では考えられなかった訳です。

多額の現金を持って支払う必要も無いため、様々なリスクを軽減するには最も有効な手立てです。病院側も現金授受が無く、集計も容易です。

 

デメリットとして言えば、病院側がカード決済手数料を負担する必要がある点。

それでも、実際に病院の請求が30万円としても、患者が支払うのはそのうち3割は10万円。

10万円のうち3%がカード手数料で差し引かれてもわずか3000円。

本来なら30万円に対し3%の9000円ですが、6000円分の負担は無いので、実質1%程度の割引という計算になります。病院側がカード決済を取り入れて行く背景にはこういった数字のカラクリがあるのです。

※カードの取り扱い手数料は契約主体によって変わるため、必ずしも3%ではありません。あくまでも一般的な料率で例示しています。

 

 

私は、クレジットとデビットは使い分けてこそ本当のカード利用であると考えます。

デビットで決済する最大のメリットは、お金の動きが見える事です。

残高次第で決済が判断される。

クレジットは、カード発行会社の責任範囲内で決済が判断される。

 

カード払いは「危険」とか言うより、カード払いをしっかり「管理」する事で、銀行振込と違って手間も時間もかからず、確実に決済できる手段にはデビット決済は大いにありと思うのです。

 

使い勝手の良いデビットカードは

この2つの銀行が発行するvisaデビットは発行手数料が無料、年会費も無料、ポイント還元に関しては0.2%(1000円で2円)と非常に低いですが

スルガ銀行はATM入金は24時間無料。出金は平日9時~18時までならいつでも無料です。

スルガ銀行の場合は、有料で家族カードを作ることができるため、たとえば本人が口座に現金を入金し、家族名義のカードを持たせる事で口座の共有ができます。

ジャパンネット銀行はATM入出金の条件を除けば使い勝手はよく、法人名義でのVISAデビットカードが作れるのも大きな特徴です。

 

いずれのデビットカードも、ポイントなどの特典は考慮せず利便性を前提に考えた場合、私の会社では日用品を購入するときはスルガVISAデビットを使い、ネットでの決済はジャパンネット銀行としています。

 

クレジットカードとデビットカードは使用用途を工夫するだけで大変便利です。

 

私が考えるカード会社の選び方は

「年会費が無料」

を基本に選ぶ事が一番と考えます。

 

人によっては、年会費を払ってでも還元率が良い方がお得では?と言う意見もありますが、私は年会費を払う方が特典の還元率を加味してもペイできない事は多々あります。

後はむやみやたらカードは増やさない。

 

スルガ銀行のvisaデビットを作るのが面倒と思う場合は、auが発行しているau walletを使うのも有効です。

入金の手順が少し面倒ですが、auショップで入金するかケータイ支払に立替払して積立という流れです。

後は、じぶん銀行の口座振替を使い、入金する方法などいくつか手段がありますがなれないと使いにくい気がします。

 

デビット決済は世界的な動きだけに、興味深い分野です。