久々に書きだめした秘蔵のネタを少しずつですが、紹介して行きます。
この内容に沿ってチェックするだけで旅行サイトの売り上げが上がります。
もちろん、このほかにも必要な所はありますが、基本は「無理をせず」をモットーに効果的な売り上げをあげる仕組み作りを提案しています。
今回のテーマは「売上不振の原因を探る」
今回、じゃらんnetおよび、楽天トラベルの2つのサイトを基本に運用管理を説明いたします。
この内容は、自社管理、上記以外の旅行サイトにおいても基本的に同じため詳細の説明は割愛いたします。
売り上げが上がらない原因は、旅行サイトの集客力がある前提で申し上げます。
商品(この場合は宿泊プランですが、一般的に商品としています)が売れる考え方を整理すると
- 1)わかりやすい商品説明がされているか?
- 2)ほしい商品があるか?
- 3)販売価格が適正であるか?
- 4)写真はきちんと使っているか?
- 5)誤字脱字・その他、表現方法が正しいか?
という事 こういった部分を一つずつ見直す事が旅行サイトの売上向上につながります。
長年の経験から、予約サイトでの売り上げを上げる原因は、上記の5つがどれか抜けているあるいは、不十分な事が多いようです。 わかりやすい商品説明とはいったいどういうことなのか?
- 1)導入部分
- 2)キャッチコピー
- 3)商品説明
- 4)注意事項
の4つで構成します。
1)導入部分 こんな方に利用してほしい「利用対象者」を基本に記載します。
例)出張で宿泊の方、カップルで宿泊の方、家族で宿泊の方(子ども)
2)キャッチコピー いわゆるこのプランを一言で言えばどういうことか?というのを端的に説明します。
じゃらんや楽天では、このキャッチコピーの書いてある内容でほぼ決まると言われています。
例)「部屋食で温泉入り放題!」、「チェックインは安心の23時まで、チェックアウトは11時まで」など 短ければ短い方が好まれますが、できるだけ50文字以内でまとめるようにするのがコツです。
3)商品説明(プラン内容等) 商品説明は文字数の制限があるため、何を伝えたいのか?というよりプランの特徴を箇条書きにするのがおすすめです。 必ず記載しなければいけないものは
- *対象とする顧客層
- *料理
- *客室
- *チェックイン・チェックアウト
※(いずれも通常より遅くまで可能な場合は記載) はもれなく記載する事は重要で、個人予約の場合はもちろん、家族やカップルの際、この説明文はかなり重要です。
具体例)
- *食材は地産地消で新鮮な食材を使った料理
- *温泉はナトリウム塩泉で、源泉温度は約100度と全国でも有数の温泉です。湧出量も豊富で源泉掛け流しにしています。高温のため、加水はしておりますが、循環・ろ過、消毒などはございません。
- *客室には、温水シャワートイレを完備し、ゆったりした客室でおもてなしいたします。
※ウォシュレットはtotoの登録商標のため、正式にはシャワートイレと呼びます。
- 記載等の正確性を重視する場合は、シャワートイレ、商品名で紹介するときは、ウォシュレットと記載するのも手です。
- 私は記載事項の正確性を重視する観点から、商品名(この場合ウォシュレット)をあえて利用することがあります。
- ※ただしクレームになる場合がありますので、一般名である洗浄機能付きトイレとするのも手です。
4)その他・注意事項
最初は目立った記載は不要です。 予約受付の際、普段から宿泊者へ案内する事項等があれば記載が望ましいと考えます。 記載の際、トラブルになった内容はもちろんの事、よく尋ねられる事など尋ねる内容はあらかじめ記載しておくことをおすすめいたします。 また、プランを掲載する際に一番、課題にしている事が「写真」は何を使うべきか?という話になると思います。
私の経験上、プランで最初に見える部分には
- *料理
- *風呂
- *客室
- *外観
- *スタッフ写真
がありますが、旅館の場合は基本的に「料理」が最初の写真に据えるべきです。
一泊二食の場合は、夕食 素泊まりの場合は、客室 一泊朝食の場合は、朝食 その他企画ものは、企画の写真 を基本に写真を構成する事が一番ユーザにわかりやすく、好印象を与えるきっかけになります。
また、類似プランが多い場合は、写真構成を必ず分けるなど同じ写真の使い回しは、極力控える事が全体の見栄えに影響します。