自分で、名言を言ってるとは到底思えないので、「迷言」とした方がしっくりくる。
私は日頃から
「人は失敗をして当たり前」と言います。
私ももちろんですが、人に迷惑をかけるからこそ、事前の準備・確認を常としています。
失敗をして当たり前という言葉の意味は何か?
失敗しないように気をつけるのでなく、大事な事は、失敗した事をしっかり認める。
なかなか、人は自分の失敗を認めたくありません。
それでも、失敗はしてしまうものです。
人生は失敗だらけで、私は幾度となく失敗を続けてきました。たぶん、今も失敗しているんじゃないか?と思う位です。
まず、個人事務所としてのあり方を見ると、明らかに「失敗」です。
なんで会社勤めしなかったんだ?と言う声を身内から人づてに聞き、傷ついたものです。
大学で教員免許を取得したのに、今だに教壇に立った事がない、ペーパー教員。
人生振り返って、うまくいったなぁ~と思うのはほとんどありません。
私の考え方は「面倒な事は嫌いだ」と言うのが前提にあり、手書きは限られた時しかしません。
日常の書面は、ほぼワープロです。
手書きをするのは、打ち合わせの時、メモを取るときだけです。
私は仕事において、「面倒な事はしたくない」主義です。
合理的に仕事を片付ける、そして無駄をせず仕事をこなす。
失敗から学ぶ事は多く、「失敗=時間の浪費」
この時間の浪費も多すぎると、破綻。
少なすぎると、失敗の反動も大きい。
そんな時、読む本と言えば、「超」整理日誌。
著者の野口悠紀雄氏の痛烈な切り口は非常におもしろい。
著書の一節にこんな言葉があります。
1 「人間は努力する限り間違うものだ」~ゲーテ
2 「常に間違う人間ほど、信頼できる」~野口悠紀雄
2については、たまに正気になるから信用できないが、いつも間違っていれば逆に考える事で正しいと言えるからだと締めくくっています。
そんな訳で、昨夜送ったメールも間違っていました。
間違えない様にするには、自分が「常に間違っているのではないか?」と思ってちょうど良い。
むしろ、自分は「いつも正しい。間違うはずがない。」と思う方がずっと危ない。
なんでかって?
人間だもん。正しいわけがないじゃん。