4月からの消費税が上がる事に関連した、経費削減策の一環として先行投資したSIMフリー携帯の話題です。
XPERIA tipo ST21iは、2012年頃発売された廉価版スマートフォンで、見た目はiPhone5となんら違いはなさそうです。
そんな訳で簡単にレビューをしてみます。
>外観と基本仕様
1)ST21iはiPhone5と比べ非常にコンパクトです。わずか100グラムは本当軽くポケットに入れても気になりません。ちまたのWi-Fiルータより軽いです。
見た目が安っぽいのですが、逆にスマホと言うより通信機能がついたウォークマンとみれば、かなりのモノで、同等品を店頭で購入するならこの金額ではまず手に入りません。私はこのカラーリングが気にいりました。
2)ST21iはPCにUSB接続すると自動的にユーティリティがインストールされる仕組みになっており、ドライバCD等が無くても自動的にインストールできる面はすごく便利です。
あとUSBケーブルは用途に合わせ何種類か準備した方が賢明です。
3)モバイルルータ機能や音楽再生については、iPhoneより使い勝手が良く、テザリングの精度はiPhoneに比べ格段に良いです。
4)SDカードを別途組み込むことができ、この点も予算に応じて増設できるのは助かります。
早速8GBを搭載しました。
5)カメラのシャッター音が消せます。
これは、国内のスマートフォンでは不可能ですが、SIMフリー端末は原則シャッター音の制御が可能です。これはかなり特筆する点です。
>欠点
1)プリセットが香港市場向けの為、言語セットが中国語になっています。
日本語入力のプログラムを別途インストールする必要があります。私はATOKをインストールしました。
2)キータッチが打ちづらい。
液晶の解像度と物理サイズが小さく(45mm)、比較したiPhoneは(50mm)ですがキーボードレイアウトの関係もあり、フリックで打つかしなければ辛いと思います。
スマートフォンとしての基本性能はコンパクトながら十分ですが、キー操作の面と画面のサイズがネックで、iPhone4以降の高解像度タイプと比較すると見劣りします。
しかし、メール機能・音楽再生・カメラ・テザリングと言った機能に絞って言えば、十分すぎると思います。むしろ、私は3G通信機能付きウォークマンとして販売しても良いのではと思うくらいです。文字が打ちづらいので、タッチペンは必須です。スマホカード決済のスクエアも動作しました。
導入目的をしっかり定めれば十分過ぎるくらいの成果を上げてくれます。
携帯電話の性能としては、通話に関して言えばまず、問題ありません。
操作性等について、iPhoneでもつかっていた050Plusの動作性能ですが、明らかにAndroid版の方が良いです。iPhone版は性能面での制限もあり、使い勝手はいまいちです。私の場合は、メインのスマートフォンでは無くあくまでも「セカンドケータイ」ならず、外出用スマホなので自宅や事務所での積極的な利用はありません。事務所での利用は050電話の待ち受け待機に使う予定です。
これまでもSoftBankに掛かってくる事は皆無でしたので(把握しているだけで約2~3名)、そのため実害はほとんどありません。
この試算表からわかる様に、これまで2台で約1万円を超えていたのが、SIMフリー端末+MVNOの回線を契約するだけで約5000円の削減効果が出ることに。
初期投資額として、端末が15,000円、回線契約に3,000円ですから18,000円。
月々の削減額に照らし合わせると、半年近くで元を取る計算になります。
SoftBankに関しては、ADSLプロバイダの兼ね合いもあり、単独でYahoo!BBを契約したり、ケーブルテレビなどを契約するのと比較しても、この構成が確実に安く使えます。現時点での使い方では、一番安い利用方法と思います。
これから、確実にMVNOの流れは進み、通話として持つケータイと、データ通信も行う端末に変化すると考えられます。
またケータイを2台もつ煩わしさは避けられませんが、実際はデータ通信だけしかせず通話はほとんど使わない。と言うパターンと聞きます。
私もSIMフリー端末のスマホをメインとは考えておりません。
あくまでも、外出先での利用が主です。
スマートフォンの最大の難点は「電池の持ちが悪い」やはり多機能故、電池の消耗がとにかく速く、一番の不満でした。
今後は通話としての携帯電話と、データ通信のスマホの2つに分かれると思います。
ケータイ端末が1万円前後、月々が1000円。
通話もするなら+1000円。
パケット定額で7GBの上限どころか毎月500MBも使ってないのに、7GB使う人と同じ金額を支払うのは正直納得できない。
使わないなりの納得できる料金帯
たとえば、0~1GBまで980円。7GBまで5985円の段階制とするならば、MVNOを考える事無く、今のままでしょう。
あまりにも不条理な事が、
「パケットの従量制にしてもバックグラウンド(主な作業の裏側で動作する事)でパケット通信をするので、意図しない通信料が発生する。」
と書いてあります。要約すると
「トラブル防止の観点からパケット通信は、従量契約よりパケット定額のフラットがおすすめである。」
と言う触れ込みなのです。MVNO事業者が今後活発に活動し、パケット定額の高止まりがこれで落ち着く事を切に願うばかりです。