インターネット回線を長らく光回線だった我が家が時代に逆行するかの様にADSLにしたか?
変更した理由は様々ですが、大きな理由は
1:思った以上にコストが高い
2:高速回線であるメリットが低い
3:通話料金が以前より高くなった
特に、通話料金が以前より高くなったと言うのは言うまでもない事実で、これまで固定回線の時なら「マイライン」制度がその一つで、様々な特典がありましたが、光回線導入によってそれがすべて無くなりました。むしろ単価がぎりぎりになったことを意味します。
コスト構造もこれまでは
*固定電話
*インターネット
とそれぞれ独立した存在でしたが
光回線はこれが
*インターネット
が基本に考える事から、トータルは同じでも削減できる金額に差が出てしまいました。
光回線で必要な金額は
フレッツ光+ひかり電話+ISPの基本単価がざっくり
「5400+500+1200=7100円」
ひかり電話のオプションを追加で8500円。
BBIQの場合は
「5500+300=5800円」
同じく光電話のフルオプションをくわえても6400円
なら、ADSL+固定電話ならいくらか?
ADSLのライトコースで2000円で試算した場合
「2000円+1600円(固定電話)=3600円」
先ほどのフレッツ光が7500円ですから、約2倍です。
BBIQで約1.8倍ですから、いかに光回線が高いかわかる数字です。
つまり、この状況から見てADSL回線でネットをするのが時代遅れか?
と言う話は聞こえてきますが、私の事務所の場合で説明すると
NTT東日本の資料より
このデータは私の事務所の例ですが、線路情報と損失の具合がADSL利用において問題無いレベルである事がわかります。
伝送距離と損失の割合の詳細は線路距離が多少伸びても、伝送損失が少なければ経験上、ある程度スピードは出ます。
しかし、線路距離が短くても伝送損失が極端に高いとADSL回線が不安定になり、結果的にスピードは出ません(回線が頻繁に切れるため、安定した利用には不適)
導入前に本当に速度が出るかどうかの見極めは当然ながら必要ですが、万が一スピードが出ない事がわかったら開通から1週間以内に動作が安定しないので解約。と言うのも一つの選択です。
光回線なら必ずスピードが出るというのも実は間違いです。
光ファイバーもADSL同様「損失レベル」を測定し、不安定になる場合はやはり速度は見込めません。言わずと知れた結果かもしれません。
私自身が近頃、すすめているADSL回線は地域にもよりますが、ソフトバンクケータイとセットで申し込むホワイトBBです。
月額1980円で50M対応モデムのADSLが利用できます。
iPhone5等を持っていれば、スマホBB割でさらに月額料金の割引も受けられます。
ただ、ソフトバンクなんか持ってないと言う場合でも、980円のガラケー契約の上で、ホワイトBBの申し込みができます。
980円+1980円=2960円でケータイ+ネットが持てる計算です。
これでも、先ほどの光回線(フレッツおよびBBIQ)の2つに比べてもおつりが出ます。
ケータイを持ち歩いても良いし、使い道が無ければ自宅においたままでも良いと思います。
じゃあ、ソフトバンク以外の選択肢はないのか?と言う場合でも
地域ケーブルテレビインターネットを利用するのもコストを下げる上ではプラスです。
ケーブルテレビの場合は、サービス、価格ともに地域差が出やすい商品のため、長崎の場合は1MBpsで1500円から利用できますが、他地域になれば未だに128kbpsと言うスピードで提供しているケースもまだあります。
全国的に対応できるサービスとして提案するなら、ホワイトBBを選ぶのは光回線を解約しても、十分競争力のあるサービスでないかと考えるのです。
ただ、ホワイトBB自体はヤフーBBと同じ扱いのためサービスエリアは比較的広いと思います。光回線が使えるエリアはヤフーBBないしホワイトBBが使えるとみて問題ありません。(逆に言えば、光回線が使えるエリアならヤフーBBはほぼ使える。)
光回線とNTTのフレッツADSLしか選択肢が無い場合は、迷わず光回線ですが、ヤフーBBがエリアとして提供されていればサービスが変更にならない限り、ベターな選択だと思います。ADSLが枯れたサービスに感じるかもしれませんが、毎月のランニングコストは決して馬鹿にできません。
光回線からADSLに変えた理由は月々のコストが劇的に下がった。
この点に尽きると思います。
安かろう悪かろうなら光回線も手ですが、現在、光回線へユーザが流れているからこそ、ADSLの回線速度は以前に増して良くなっている印象を受けます。