資金繰りの基本は、通帳を4冊に分けてみる。

普段からマイペースすぎて資金繰りが下手なおおくすです。

先日、こんな本を読んだ。

私の会社は口座が山ほど?あり、ざっと見渡して5つの金融機関と契約している。
その一部を紹介すると

十八銀行Link (本店長崎市)
親和銀行Link (本店佐世保市)
楽天銀行Link (本店東京都)
ジャパンネット銀行Link (本店東京都)
ゆうちょ銀行Link (本店東京都)

これだけでもすでに多すぎるじゃないか?というのが率直な感想である。

その中で書いてある事はざっとこういうことである。

→売上金口座(普通預金等)
→運転資金口座(普通預金)
→納税緊急口座(納税準備預金)
→投資貯蓄口座(普通預金)

売掛金はすべて売り上げ口座へ集中させ、それから運転資金口座・納税緊急口座・投資貯蓄口座へ分散して管理しなさい。というのは、まさにもっともな意見である。

私の会社の場合はやや変則的だが、ほぼ上記に沿っている。私の場合はこんな感じだ。

→一般売掛(ジャパンネット銀行・楽天銀行・ゆうちょ銀行)
→買掛金支払(十八銀行[1])※おもに口座振替に限り利用。
→口座引落(十八銀行[1])
→納税準備(十八銀行[2])
→貯蓄預金(十八銀行[3])
[*]は同一口座を示す。

口座稼働率は、勿論様々な意見があるのだが、今後どのようにするか考えた結果は運転資金口座の位置づけが無く、これを今後どうするかが課題だろう。

今まで支払いサイクルがめちゃくちゃでとにかく何とか支払っていた感があったのが、昨年納税準備預金を開設して今年必要になる金額を月割りして預金していたところ、無理なく支払えた事を大変うれしく思った。
勿論、納税は当然のことであるが、どうせなら余裕で行いたいものだ。

そんな当たり前なことをどれだけ突っ込んで取り組めるかにかかっていると私は思う。

一般売掛金の口座のうち一つは、公共料金などの振替口座として機能している。

そのため、その本の考え方に沿って考えると
(1)一般売掛金から入った資金はいったん運転資金口座である親和銀行へ移動
(2)親和銀行口座から十八銀行の「納税」「貯蓄」「引落」に振り分ける
※(2)の引落口座については定期回収分があるため振り分けはしておらず「納税」と「貯蓄」の2口座に限り移動している。
勿論、口座引落の残高が不足する場合は運転資金口座より振り替えている。

著書にあるような理想論はなかなかできないが、それぞれの実情に合わせた展開で十分では無いかと思う。

請求は「締日」で集計し、決められた期日で「決済」する事が理想であると書いてあるが
現実は「回収」は「遅く」、「支払」は「早く」がだろう。

これに近づけるためには、資金繰りの計算とどれだけ今使えるか?の事を意識づけるしかないと思う。
もっともキャッシュカードで簡単に下ろせる仕組みはなくすべきと思う。

経営者に限らず、しっかりお金を貯めきれる人はこういった心がけができるのかな?と考えさせられた。

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