ジェネリック医薬品は本当に安いのか?

このところ、病院通いが続いているせいか処方箋をもらうことが増えました。
そのときいつも思うのが、ジェネリック医薬品の方が安いんだ?と言う話があります。
私は、よくかゆくなることがあるので、かゆみ止めの薬を処方してもらいます。
先発薬は「[g]アレジオン[/g]」という名称で発売されています。
http://www.ssp.co.jp/alesion/
これは薬局でも買える医薬品ですが、第1類と指定されており、薬剤師がいない店舗では購入できず、実質調剤薬局で買うしかありません。
しかも、1錠あたり10mgと非常に少ないのが特徴です。
http://www.halph.gr.jp/goods/gds1291.html
参考価格で1260円/6錠~1980円/12錠と決して安くありません。
一方、処方箋で出してもらう場合は
初診(270点)+処方箋代(68点)の合計338点の3割より、1010円が病院で支払う診察料になります。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/iryouhoken/iryouhoken15/dl/2-19.pdf
http://www.nichiyaku.or.jp/action/wp-content/uploads/2012/03/h24_point.pdf
そして、調剤薬局でアレジオンを14日分処方してもらう場合、
調剤基本料50点、
服用指導料41点、
服薬情報料15点
調剤料63点(5点×1-7日、4点×8-14日)
薬剤料204点(146円×14日÷10、10円未満切り捨て)
そして、本題の薬剤料が以下のリストから算出
http://www.okusuri110.com/cgi-bin/yaka_search_p2.cgi?4490014
アレジオン20mgが146円なので、14日分だと2044円、10円未満を切り捨てるので204点。
合計で366点。この3割が自己負担額となるので1090円となります。(1点=10円で計算。端数は四捨五入)
※アレジオン10の場合は薬価が若干下がるので合計で300点(自己負担額は900円)
と言うオチがある訳です。
薬局で買う、アレジオン10が12錠でおよそ2000円とすれば、それよりも薬効が倍のアレジオン20が診察+調剤込みで2100円。
今回の話はそこでこのアレジオンをジェネリックに置き換えるといったいいくらになるのか?
エルピナン錠20がアレジオンの約半額の83.3円。
14日分だと、1166円。この3割負担となるので、約350円が薬代となります。
アレジオンを処方したときと差額はどの程度になるか?
204点から116点に変わる為、88点(880円)変わります。
さらに3割負担で見ると26点(260円)の差が出ます。
つまり、アレジオンを処方したときは約1000円だが、ジェネリックのエルピナンで処方したときは、750円になる計算です。
・・・・おやっ、変だと思いませんか?
そうなんです。
[g]「ジェネリック医薬品」を利用しましょう[/g]。とよく広報誌やあちこちの情報でよく見かける話です。
しかし、薬価ベースで見れば半額でも、実際に支払う時になると、100円~200円程度しか違いが無いのはどうしても腑に落ちないものです。
調剤薬局で支払う金額の半分以上が、薬局の手間賃で、実際の薬は1錠あたり5円~10円の世界です。
また、アレジオンなどの様に明確に差があるのは別として、精神安定剤でよく処方されるデパス錠などは、先発で9円、後発で5円とほとんど違いは無く、それならば先発を処方してほしいと思うのはもっともなところです。
つまり、2週間分デパスを処方しても、126円。ジェネリックで70円ですからこれが3割負担で見ると実に微々たるものに映ります。
そう見ると、調剤薬局の関係者には非常に申し訳無いですが、ジェネリックより多少高くなっても先発薬を処方してほしいと思うのはこういうことにつながります。
事実、私がはじめから先発薬にこだわったかといえば、Noで、元々調剤をする薬局に処方箋を出さず、行きつけの薬局に持ち込んだのが最初でした。
そのとき、薬剤指定だったのがエルピナンだったのですが、在庫がなく、先発薬のアレジオンならある。ただし、少し高くなると言う前置きだったが、驚くほど高い訳じゃなく100円前後の差しかなかったので、アレジオンで処方してもらったのです。
実際に、薬を飲んでみる限りでも効き方が違い、先発薬の方がいいなと感じたのは言うまでもありません。
(※お約束ですが、薬効云々については、私個人の感想です。)
今の制度上、この複雑な計算体系が変わるとはとうてい思えません。
しかしながら、もう少し一般消費者にわかりやすいところにすべきだと思うし
一般大衆薬より、調剤の方が良い。と言う話はよくある話です。
ただ、病院っていうのは、診察していったいいくらかかるかわかんない「怖さ」があり、これは診察するまで「いくらかかる」って言うのがない、いわゆる「飲み屋価格」に思えます。
ただ、大きな目安として
*初診+処方箋=約1000円
*薬が500円~1000円
の合計1500円~2000円が一つの目安です。
検査や診断があれば、さらに診察料は増えますが、まぁちょっと医師と話して薬出しましょう。と言うことなら、だいたい病院で1000円、薬局で1000円が一つの目安かなと思います。
私は近年病院の診察の際、薬を処方するに当たって医師に「先発薬で処方してください。」と言います。
できるだけ一般名じゃなく、「薬品名」で処方してもらうのがコツです。
今の医療制度に逆行する発言ですが、ジェネリック医薬品にしたら窓口支払いが半額になるくらいのインパクトがないと進まない気がしてなりません。
現実の話「実際、飲んでいる薬自体が、ジェネリックなのか先発」なのかたぶん知らないと思います。
いろいろ見る限り、処方される基本は「ジェネリック」であり、「先発」じゃないんです。
なんだか複雑な気分がします。安かろう悪かろうじゃないんですが・・・。
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***おことわり***
本テーマは、私自身、医薬・医療関係者ではなく、受診して利用する一個人としての意見です。
ちなみに、具体的な薬品名・諸々がありますが特定の薬品の評価等は医師の判断によるものであることをあらかじめ申し上げます。
薬効に限らず、病院から処方されたものに疑義があるときはその場で納得いくまで訊ねましょう。処方してもらってからでは遅いからです。

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