通販と実店舗

私の住んでいる町は、比較的商工業が発達していて郊外にも関わらず、ほとんどのものが手に入る。
その一例として
郵便局で内容証明郵便の取り扱いがある
(これは結構重要で長崎市内は約10カ所ほどしか取り扱いがないが、その1つが深堀郵便局である)
銀行の営業店(支店)が多い
*十八銀行
*親和銀行
*長崎三菱信用組合等
*長崎銀行
さらにコンビニも
*セブンイレブン
*ローソン
が隣接している点も大きい。
ショッピングで言えば
*ホームセンタ(イオン系店舗)
*ファミレス(ガスト)
*スーパーマーケット(近隣で約4店舗)
*100円ショップ
*TSUTAYA
*ドラッグストア(サンドラッグ)
*衣料品店等
とそろっていれば、生活圏として見れば十分過ぎると思う。
通販がこれだけ幅をきかせても、やはり実店舗の魅力は大きい。
書籍に関して言えば、再販制度の関係上、通販でも実店舗でも違いはない。
通販の方がメリット高いのは豊富な品そろえが一番の魅力ではないだろうか。
さて、今日の話題はこの通販に関する話。
かつて量販店勤務時代は、よく「通販で説明を聞いて、店舗で買う」というのが多かったが、いつの間にか、店舗で品定めして通販で買う。
という逆転現象が起きてしまった。
店舗は単なるショールーム化であり、本当にこれでよいか疑問が残る。
本に関して言えば、店舗か通販かの違いはさほどない。
通販なら在庫切れの心配が無いのでいつでも注文できる。
このままいけば、実店舗が廃れるか?
という素朴な疑問を持つようになったが、実際は違うようだ。
店舗を持つ意義は大きい。
通販がこれからどの方向に進むかと言えば、
「通販限定」よりも「日用品の安定供給」だと思う。
そんな訳で通販じゃなければできないことは何か?もう少し考えてみたい。
楽天市場amazon通販ならどちらがお得か?
と言う議論は正直無意味に思えることが多い。
amazonと楽天市場では、正直ターゲットがあまりにも違いすぎてしまうからである。




楽天市場は、「送料」は有料だが「ポイント」がつく。
amazonの場合は、「送料」は無料だが、「ポイント」はつかない。
どちらも配送会社は宅急便(ヤマト運輸)だとすれば、どちらが良い選択だろうか?
結論は送料と時間で比較すべき。と考える。
私の場合、新刊の書籍は「楽天」、中古の書籍は「amazon」と決めている。

はたまた、マニアックな中古の書籍は「ヤフオク」というオチがあるんだが・・・。
楽天の場合は、わずかだが「楽天ポイント」が付与される。
楽天カード決済だとさらに1%のポイントが付与され、基本ベースで2%、店舗単独の企画で最大11%が還元される。



つまり、1000円の商品で、110円分のポイントが付与される訳だから、890円で購入できる算段だ。
本の原価は販売価格の70%が目安なので、1000円の本なら、300円が粗利となる。ポイントやカード決済の手数料を差し引くと純粋利益は100円程度となる。
そんな事情はさておき、amazonの魅力は豊富な商品ラインナップと送料無料なところである。
楽天はポイントと関連事業の多彩さで、購入商品のポイント還元狙いで買えば買うほどお得という演出がある。
つまり、楽天は「定価販売(いわゆる再販価格)」の商品になれば、amazonより優位に立つが、オープンプライスまたは希望小売価格で展開している場合は、圧倒的にamazonが有利だ。
その事情は、小物商品においてamazonが直接販売する商品については、原則送料は無料だ。
さらに、有料会員制度(プライム)に加入していると、当日配達便(500円)の手数料が無料となり、購入する側にとってみれば朝頼んで、夕方に届く生活は通販の究極型ともいえる話ではないだろうか。
元々amazonは「インターネットで書籍販売」を目的に開業した企業だ。
今では、書籍以外に生活用品から家電・衣料品に至るまで取りそろえている
キャッチコピーの「地球で一番の品揃え」というのはまんざら嘘ではない。
私自身は、近所で購入できそうなものですら、amazonで買う様になったのは商品を手に取るまでもない場合に限るわけで、初めて買う場合は最初は店舗で買う
・・・正確には、品定めをする。
と言うのが正しい。
特にパソコンのパーツ類はその傾向にあり、私のような客は、店舗泣かせじゃないだろうか。
それでも店舗に足を運ぶのは、通販が必ずしも安いとは限らない、価格差で100円~500円程度しか差が無い場合は、すぐに手に入る店舗を選ぶ。
店舗と違い、通販の良さは「店頭での説明の煩わしさ」がない点。
ほしい商品を1時間でも2時間でも検討できること。
店頭だと、今買わないといけない義務感を感じてしまう為。
楽天市場・amazonなど、通販利用における大事なことは「十分な目利きができるか?」という点。
リアル店舗がなくなるというより、店頭で扱えない本・商品を豊富に用意できるインターネット通販は地方在住の私には大変ありがたいサービスである。
地方と都市の格差が縮まりつつある。

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