この題名をみてピンときたかたはかなり通とおもいます。
先日、お客さんから電話がありました
「ウイルスに感染したようだ」と・・・
昨日、現地に訪問してみたところ
なんとも怪しげなソフトが動いているではないか???
(画像:[w]トレンドマイクロ[/w]より転載)
感染していたのは下記の分↓
http://jp.trendmicro.com/jp/threat/solutions/fakealer/index.html(情報:トレンドマイクロ)
http://support.microsoft.com/kb/921049/ja(マイクロソフト社対策ページ)
早速調べてみると
英文がダラダラ表示される始末。
こりゃあ、間違いなくウイルスだと思いました。
このお客さんのところには、ウイルスバスターをインストールしている関係上、2種類のウイルス駆除ソフトを混在させることは出来ません。
この点からもおかしいと思ったのは確かで、さらにこの偽ウイルスソフトがはいっているにも関わらずウイルスバスターが動くのですが・・バージョンアップを阻害されてしまっていたのです。
アップデート状況からみて、セキュリティパターン更新前に感染したため、無防備だったと思われます。
通常、ウイルス感染は、メールやアダルトサイトからと思いがちですが、
実際はブログのコメント欄からのリンクをたどって、知らず知らずのうちにインストールして感染したパターンがほとんどのようです。
いきさつははっきりわかりませんが、ActiveXの関連じゃないかとみています。
幸い、軽度なタイプだった事もあり、大事には至りませんでしたが、後味の悪い結果だったことは言うまでもありません。
私はバージョンアップにはかなり消極的です。理由は次の通りです。
「バージョンアップは必要以上にするべきでない」と説明しています。
ウイルスバスターなどの場合は、ほぼ自動的に行うため、あまり気にする必要はなさそうですが、それ以外の場合はあまり行わなくて良いと考えています。
この理由には大きく二つあり、「過度なバージョンアップでトラブルが発生」するケースと、「バージョンアップの目的が不明瞭」なときの2点があります。
通常、バージョンアップを行って、大幅に変わる事はまずありません。何が変わったのかすらわからないのが現実だからです。
これは、私も同様で、ニュースを見て必要と思ったら行いますが、普段は行いません。
私はパソコンを仕事で使っている事もあり、下手にバージョンアップして打ち壊せば死活問題です。(リカバリですぐ直る?ほど世の中甘くありません。)
そのため、お客さんのところでバージョンアップする以上に自分のパソコンのバージョンアップするのは、怖いのです。
見覚えがないメーカのインストーラが動いたり、activeXがどうしただけで「キャンセル」連発です。
本当は「実験用PC」でバンバンやりゃいいんでしょうが、そんな度胸も余裕もありません。
そんなわけで、見覚えがないソフトは「インストールしない」
わからない時は「専門家」の責任の元、有償で行ってもらう。
自分で行うときは「自己責任」で行う。
というところでしょうか。
専門家に有償で行ってもらうメリットは「トラブルが起きたら、無条件でシステム復旧を行わせる事が可能」だからです。
私は出所がはっきりしたソフト以外無理ですが(苦笑)
そんなわけで
「もっともらしいソフト」で「正しい日本語」が使われてなければ、怪しいと思って間違いありません。
英文だけはもってのほかです。
くれぐれもご注意ください。