昨年、Windows10がリリースされてから、Windows7がなぜかアップデートできなくなる事態が発生しています。
色々な諸説がありますが、真相がイマイチわからない私にとってできる時とできない時がある事に気づきました。
あるサイトで、Windows7のアップデートができないので、やはり諦めるべきか?と言うトピックスを読んだ時、ハッキリ言えるのは、アップデートの方法が確立されておらず従来の方法では無理だという結論に達したのです。
今回は、Windows7のアップデートを確実に始められるノウハウを改めて公開すると同時に、今後はマイクロソフトが既存のWindows7のアップデートが初期の状態において可能になる事に期待します。
※Windows7のサポート期限は2020年までと記載があることから、約3年です。
事前準備
1)MicrosoftのWindows UPDATEホームページにて次のソフトをダウンロードします。
http://www.catalog.update.microsoft.com/Home.aspx
OSのバージョン毎にダウンロード先が異なりますが、Windows7 64bit版または32bit版いずれも対応します。
スタンドアロンアップデータ
- Windows Update Agentのダウンロード(32bit版/64bit版)
- Windows Update FIXITのダウンロード(リンク)
2)スクリーンセーバーのバッテリモードを切り替える
初期設定の場合、一定時間が経過すると自動的にスリープモードになります。アップデート完了後は元に戻してかまいませんが、アップデートが落ち着くまでは、スリープモードにならないようにするのがコツです。
作業開始
1)Windows Update Agentをインストールします。
2)セキュリティパッチ (1)~(4)を順次インストールし、再起動します。
インストール完了後、再起動すると次の画面になります。
3)インストールが正常に動作しない場合は、Windows Update Fixitを実施して、Windows Updateの動作をいったんリセットします。2)に戻って(1)~(4)までを全部インストール完了した時点で、改めてコントロールパネルからWindows updateを実施します。
4つのアップデートが完了してから、Windows Updateを実施し、30分ほどそのまま待機します。
画面は相変わらず、検索中の表示が続きますが、内部ではデータを蓄積しております。しかし、一定数がダウンロードされると、シャットダウン画面に「!」マークが付いていることがわかります。このマークが表示されたら作業は完了と判断します。
この時点でいったん、更新+シャットダウンを実施するとWindows Updateが正常に動作している事がわかります。
アップデートの数は、機種やメンテナンス状況にって異なる為、DSP版のWindows7からの場合は、200は越えます。今回のように、メーカカスタマイズ版の場合でも124個と決して少なくありません。
再起動が続き、アップデートの目処が立つと下記のようにメッセージが表示されます。
ダウンロードとインストールが続きますが、どうしてもエラーが表示されてしまう事があります。
ある意味仕方ありません。
最後に
ここまできたら、あとは成り行きに作業を進めて問題無く、今後はWindows Updateが正常に動作し更新が続けられる様になります。
新規の時のアップデートのプログラムが不安定な事が原因と思われますが、現実問題、特殊なソフトやサービスを行わなくとも時間をかけて適切な操作を続ける事で、アップデートが可能な事を知ることはきわめて重要です。
私も、様々なサイトでWindows7のアップデートに関する記事を拝見しましたが、どうしても動作検証に乏しく、結果を出せずにいました。
アップデータを片っ端からダウンロードして、インストールした結果、いつの間にかできる様になったものの、どういう操作をしたら良いか数量的な事を検証せず今日に至った訳です。
Windows7のアップデートは相当時間が掛かります。
店頭のパソコンもこういう作業を経て納品しております。こういう特殊な作業は納品前にしっかりメンテナンスを行い、しっかり把握する事が大事と痛感しています。
ご参考になれば幸いです。