パソコン屋を始めようと思い立ったのは、20代の頃。漠然とパソコン屋を始めようなんて考えたものの、いろんな事がありすぎた。
思ったよりも、長い時間が掛かってのオープン。
パソコン屋としてのコンセプトは、「手軽なお店。パソコン通が気軽に立ち寄れるお店」。
1990年代のパソコン屋は、主にハードとソフトの販売が中心で、特にゲームソフトが多かった。
しかし、2000年代になると、インターネットが劇的に普及し、今では携帯電話でも可能な時代。
当時と同じ感覚では、到底無理で当時は黎明期であり、趣味の領域だったパソコンが、今では実務と趣味が混在する時代になった。
今回、私がパソコン屋をオープンするにあたって悩んだのは、
「当たり前のサービスに力を入れよう」と言う点。
以前から、ITコンサルを手がけている事もあり、小売業(いわゆるリテールビジネス)を行うのは、実に10数年ぶりで、店頭にたつのも本当久々である。
今回は、従業員ではなく店主という立場である故、そのビジネスの違いには大きな差があるもののやってみようと思う事が思い切ってできる事は非常にうれしい。
当たり前の事というのはどういうことかといえば
1 継ぎ目の無いサービスづくり
2 他店に無い商品を取りそろえる事
3 安心できるサービス
に特化する事。
むずかしい話はこの辺にして
パソコン屋という名前を標榜して早10年が経とうとしますが、これまでは外回り専門のパソコン屋でいわゆる「パソコン設定」の仕事でした。
もちろん、今もパソコン設定の業務には変わりませんが、パソコンの販売も手がける事で名実ともに、パソコン屋という名前にふさわしくなりました。
これまで、店舗がなく来店という選択肢がありませんでした。
打合せも近隣の喫茶店や先方のオフィスへ出向いていました。
今後は、来店という選択肢が増えました。
もちろんこれまで通り、訪問する事には変わりありません。
お客様対応も多様化し、パソコン屋に求められるサービスはより高度なものです。
来店目標は、1日5人。
5人と聞けば、一見少ない様に思いますが、1人あたりに対応する時間は平均1~2時間。
逆に言えば、来店数で稼ぐ仕事ではなく、来店単価で稼ぐ仕事とも言えます。
多くの案件を抱えるにしても、現状では一人で十分回せる規模です。
パソコン屋の醍醐味は、なんといっても仕事の多彩さ。
パソコンの販売はもちろん、サービスに関する相談や導入支援、はたまた故障に関する診断といった事まですべてをこなすため、非常に勉強量が多い様に思います。
昨今、放置していたITの最新トレンドについても今後は先行して手がける事も必要になります。
まずは1年、そして3年、5年、10年と続けていけるよう一日一日をしっかり歩いて行こうと思う今日この頃です。