NTT光のコラボレーションサービスの全容が明らかに~実は安くないコラボ光

ついにこの日が来たわけで、ますます複雑化する光回線の問題。

世間一般としては、良かったと言う一方、個人的にはあまり笑えません。

 

 

flets-w.com collabo pdf pdf_no03.pdf

 

世間一般に多い、ダメだしをするつもりはありません。

今回の件で、ちょっとだけ朗報があります。

NTT西日本の長期割引(例:もっともっと割)を契約している際、光コラボに転用すると、原則として解約手数料は免除されると言う特例があります。

つまり、もっともっと割で3万円近くの解約が発生する場合、光コラボに転用して、解約するともっともっと割と同じ料金で解約手数料がかからないケースが発生します。

今後このあたりがどのように変わるかわかりませんが、形骸化する割引の典型といえそうです。

 

さて、そんな話題をさておき、フレッツ光+ISPと光コラボの場合、どちらが割安になるのか?と言う部分は結構関心がある話です。

 

あまり多く触れられていませんが、光コラボに切り替えると実は高くなります。

 

NTT西日本の場合で例に取ると(すべて税別)

  • 光ネクスト・ファミリーの基本料金 5400円
  • ひかり電話 500円
  • ISP 1200円(OCNの場合)
  • 合計 7100円

が割引を適用しない、いわゆる定価です。

これが、光コラボになると

  • 光回線+ISP 5400円
  • ひかり電話 500円
  • 合計 5900円

となり、実質的な料金は1200円安いと言う見立てが出来ます。

 

しかしながら、実際は

  • 光ネクスト・ファミリーの基本料金 5400円
  • ひかり電話 500円
  • ISP 500円(i-revo accessの場合)
  • 特別割引  ▲1790円(もっともっと割など)
  • グループ割 ▲300円(契約条件あり)
  • 合計 4310円

と光コラボの場合に比べ、1590円安い計算になります。

さらに、グループ割が加わる事で、通常よりも2090円、コラボの場合で1590円となります。

もちろん、単純な比較はしにくいと思いますが、光回線のISPに500円で利用出来る会社がある事はあまり知られていませんし、こちらとしても特定の条件が合致しない限り、案内を差し控えている。のが現状です。

 

契約条件の一つに

  • 1 クレジットカード決済必須
  • 2 メールアドレスが付与されてない
  • 3 ウェブ上のやりとりで電話サポートは無し

と言う結構厳しい条件があります。光回線で結構割安と言われるBBIQの場合は

  • 基本料金 5500円
  • ギガオプション 300円
  • 光電話 500円
  • 5年割引 ▲1100円
  • 合計 5200円

となり、NTTのフレッツと比べても割高になる事がわかっています。

もちろん、BBIQに関しては、auスマートバリューを適用する事で、割引を受ける事が可能になります。

 

そうして行く中で、一番コストパフォーマンスが高いのは、私はADSLとケーブルテレビとみています。

私が現在利用している、ホワイトBBは、約2000円、アナログの電話回線が1600円。

電話回線はFAX専用のため、通話用途でない為、月額3600円で利用可能。

回線速度も光回線に比べるとやや見劣りしますが、通常の業務には支障は無く、むしろ快適です。

 

光回線の割引を駆使しても、やっと4300円あたりが限度ですから、このADSLの組み合わせは決して悪くありません。

パソコン屋なのに今時光回線も利用していないのは?と思いでしょうが、光回線を引くメリットがあまり無い。と言うのが正直な感想です。

 

月々3600円より安くなる光回線が登場すると、多少は考えるでしょう。

一般家庭用向けの光回線の単価で検討した際、回線+ISP+電話=3000円が最低ラインになるでしょう。

そうなると、NTTの卸単価は最低でも2000円~2500円。このラインは消えないでしょう。

つまり、現状3500円(推定)で卸になっている価格をあと1000円~1500円は引き下げる必要はあると見ています。

 

こうなってくると、いよいよ危なくなってきたのが、電力系のBBIQ。

BBIQが安いと言うイメージで先行していますが、このまま安泰とは言えないでしょう。

BBIQも後1000円の値下げが迫られるでしょう。

 

もう少し検討が必要かもしれません。