従来のADSL回線から光回線へ移行するケースは年々増えており、長崎市内においても私の独自調査では市内郊外はまだ未開通です。
長崎市内における未開通エリアの人口は約3万人前後です。
しかし、今後開通する事に備え、初期費用と月額がどれくらい必要で変わるか知っておく事は大変重要です
では、現在のインターネット環境を光回線に変更するとなぜ安くなるのか?
以下は一般的な回線を例に取り上げてみる(諸税その他別)
- 電話回線基本料金 2350円
- ADSL基本料金 2980円
- モデムレンタル料 490円
- プロバイダ料 1250円
- 合計 7070円
これが光回線にかわった場合
- 光回線基本料金 5400円
- ひかり電話基本料 500円
- プロバイダ料 1250円
- 合計 7150円
・・・・おや?なんか高い気がしますね。 確かに、この比較ではADSLの時とさほどかわりません。
これが、実際にキャンペーンの割引が適用されると
- 光回線基本料金 5400円
- キャンペーン割引 ▲1790円
- ひかり電話基本料 1500円
- プロバイダ料 1200円
- 合計 6310円
となり差額ベースで約1760円の割引が受けられる。 プロバイダ料金については、契約内容次第では、月額500円からあるためさらに安くなります。 もちろんこれは極端な話ですが、実際のモデルケースは ISDN1回線 アナログ1回線+ADSL の組み合わせが圧倒的に多く、事業所ベースで計算すると次のような試算結果が出ます。 http://www.ntt-west.co.jp/denwa/charge/basic/basic.html
- ISDN基本料 3530円
- ナンバーディスプレイ 1800円
- ナンバーリクエスト 400円
- ボイスワープ(転送電話) 800円
- アナログ基本料金 2400円
- ADSL基本料金 2980円
- モデムレンタル料 490円
- プロバイダ料 1250円
- 合計 13650円(税別・ユニバーサルサービス料・通話料は別途)
となります。
この料金を光回線へ切り替えた場合
- 光回線基本料 5400円
- ひかり電話A(エース) 1500円
- 追加チャネル(2通話同時) 200円
- 追加番号 100円
- プロバイダ料 1250円
- 合計 8450円(税別)
です。
さらに、キャンペーン割引の1790円を引くと なんと6660円。 さらにこの6660円の中には480円分の無料通話が含まれますので、実質6180円。 切り替え前が13650円ですので、これから6660円を引くと6990円の差が出る計算。 かえなきゃ損と言わんばかりの大幅なコストダウンに貢献します。 もちろんこれは、机上の空論といわれますが 様々な恩恵は、設備の刷新をしていく上で今後必要なこと。
切り替えにともなう諸費用は平均1万円。
- 契約料 800円
- 工事費 4000円(割引価格)
- 番号移転 6000円
- 合計 10800円(税別)
- の初期費用がかかりますが、それでもわずか2ヶ月で元が取れる計算。
もちろんこのパターンですんなりできる保証はなく、ほとんど「業務用電話(いわゆるビジネスフォン)」が導入されており、回線改造が大前提になるケースがおおいのです。 CTIを導入している会社では、ISDNを採用し、番号表示においてターミナルアダプタが連結されています。 こういった場合において、光回線へ移行をどうするか迷うのは当然のことです。 近年、こういった場合でも回線の組み立て方次第では大規模な改造なくして、光回線へ切り替えが可能になりました。 ただ、光回線へ置き換えることが困難なケースがあります 防災装置への連結です。 防災のためにアナログ回線を設置するケースは今でも義務化されており、ISDNでもよいという場合と不可の場合があるようです。 (原則はアナログ回線設置と覚えておいてよいとのこと) そのため、回線を完全光回線化するのは困難というケースもあるのです。
今後のマイグレーション(移行作業)において、コストも大事ですがサービスのパフォーマンスをどの程度高めることができるかが今後の鍵になりそうです。