旅行ポータルサイトの2強といえば、楽天トラベルとじゃらんnetがあります。
仕事柄、旅行サイトを使うのでなく、管理する側であるせいか見たくないモノもたくさん見てしまう。
経験上から見てきた旅行サイトのメリット・デメリットを紹介します。
旅行サイトで選ぶメリット
旅行サイトで選ぶメリットは、なんといっても「料金が明確」になっている点。
日頃から交渉下手な私にはかなりありがたいサービスで、予約時点でいくら掛かる?と言うのがわかるのは旅行サイトならではの事です。
旅行サイトのデメリット
同じ条件でも、電話で予約するより高い事もあります。旅行サイトもJTB等と同じいわゆるネットにおける旅行代理店です。
空室やプラン管理こそホテルが行っていますが、現実は成約手数料が施設側に請求されており、その料率は平均15~20%に及びます。
そのため、宿泊料金にあらかじめこういった手数料が上乗せされているパターンも多く、電話で予約した方が安かったケースは多々あります。
自社サイト専用プランとか電話のみの特別プランがありますので、少しでも安く泊まりたい?と言う思う場合はこういったことも一つの案です。
とはいえ、お互いにメリットがあるのは「旅行サイト」
なぜなら、必要以上の「値段交渉」をする必要もないし、プランで設定した通りの料金がもらえる。
旅行サイトは常に同業他社との競争で、
「この旅館・ホテルに泊まりたい」が
目的では無く、
「 この地域(たとえば、博多駅周辺とか、島原半島など)の空いてる宿はどこか?」
と言うレベルの話です。
極端な話、料金が安いのは当然の理由で、周辺の立地がどの程度よいか?
他社との違いはどうか?を客観的に比較する上で大変重要です。
楽天トラベル・じゃらんnetの管理・運営指導をしてきた経験と各種研修会の内容をまとめると
「クチコミの評点は確実に【売上】を左右する。」
仮にホテル側がサクラでクチコミ入れたところで正直焼け石に水です。予約件数が増えてクチコミが増えると実際に泊まったユーザの声は、年々厳しくなっており、評点も下がっている傾向です。
しかし、その中においてもクチコミが評点が基準以上(当時は平均3.7以上が一つの目安)と言われていますが、私は4.0以上の宿ならばまず選んで間違いないと考えます。
実際、3.7と言う数値は、内部データにおける実績レーティングによるもので現実の評価を示したとは思えません。
旅行サイトはとにかく便利です。ポイントが貯まり、部屋の確保が確実にできる。
支払いも予約時にカードで決済できる為、ビジネスなら事務があらかじめ決済して予約し、社員は予約控えをもってスルーパスで泊まる事ができる。
ただ気をつけなければいけない点は
「ネットの情報に正確なモノは一つもない」事を
肝に銘じるしかありません。
評点はあくまでも主観的評価であり、どこかの客観的評価ではありません。
評価が高くなる傾向は「適正価格」で出しているホテルが「高評価」の傾向にあり、格安傾向に出している宿も「高評価」になっています。
予算も大事ですが、より大事な事は「自分に適したサービス」を提供してくれるホテルかどうかを見極める事。
良い場合は、多少高くても選ぶ事が大事です。泊まったときの満足感が変わります。