5月の「乱」?

長かった連休も昨日で終わり今日から業務再開です。
連休中は目立った事故も発生せず一安心したこの10日間でした。
かくいう私は、2年ぶりに私用で博多までお出かけでした。
目的はクラシックコンサート鑑賞と事務所移転を行った友人の会社の見学です。
日頃は長崎県内をあちこち回るだけの私ですが、たまに県外まで出かけるのもリフレッシュにいい気分でした。移転したばかりの事務所は初々しさがあり、いずれ自分もと思いました。
さて、5月に入り、すでに10日近く経過した今日ですが
今週一週間は、残念な事に終日出張が入っております。
別に忙しい事を「誇張」しているのではなく、普段は週に1回程度しか外出しておらず、
出かけてもせいぜい近所の銀行や郵便局に行くのが関の山です。
そのため、一週間すべて埋まる様な事は年に数回もありません。
例年5月の連休明けはこういった殺人的スケジュールが当たり前になってしまい、世間では5月病がはやる季節ですが私にとってみれば「魔の5月」です。
世間は連休明けになると暇になるという会社と忙しくなる会社があるといいますが、私の会社は典型的な連休明けから激務になるパターンです。
仕事のモチベーションを保つために、連休中はずっと事務所でデスクワークに打ち込み連休明けに備えていました。
忙しいことはいいことだと自分に言い聞かせながら、自分のペースを崩さない様に今から体調管理にいそしむ次第です。
この時期になるたびに、仕事がなかった頃を思い出します。
そのときは「仕事があればいいのに」と自分に言い聞かせたものです。
10年たった今、こうやってスケジュールが埋まり感謝する事ばかりです。
今の状態を漢字で表すなら「乱」が一番あっている。そんな思いです。
今日の営業もそろそろ終わりになる頃に一本の電話が鳴った。
相談内容は「USBメモリにデータを保存していたが、急に動作しなくなった。大事なデータがあるのだが、なんとかならないか?」という。
私は「可能な限り抽出できれば、**円程度で可能です。ただし私の作業で解決できない場合は、データ復元の専門機関へ依頼する事になります。費用は当然相応の見込みです。」
と概略を伝え、機材を準備して現場へ向かう。
早速現地で問題のUSBメモリをチェックする。
お客さんの申告通り、案の定読み込みができない状況になっており、早速専用ソフトを使い解析を行う。

解析ソフトには、[g]ファイナルデータ[/g]を利用していますが、やはりこれを使って行うとしても復元率はまずまずとはいえ、やはり破損状況が深刻だったようだ。
その上で、致命傷だったのが「クラスタスキャン」を行われた形跡が残っていた点。
お客さんに「**日の**時頃に数字いっぱいの画面が出ませんでしたか?」と尋ねたところ
「ああ、あれはてっきりパソコンの調子が悪いとおもいました・・。」と言う話。
それも無理は無くクラスタスキャンがかかる前なら復元もある程度できただけに残念であった。
状況から判断して、復元率が全く0では無かったとしても、短時間で解決するには少し厳しいのは確かで、改めてUSBメモリの脆弱さを感じた瞬間でした。
私がもっぱらそういった場面に出くわす事は皆無に等しいとはいえ
http://botchyworld.iinaa.net/ssd.htm#spec
こういった耐久テストを行っている方のレポートを見る限りでも
USBメモリが万能だとはとうてい思えない。
お客さんにも「USBメモリは補助的に使い、メインはハードディスクに、必要なデータはこまめにCDなどに書き込む必要がある」と説明しました。
便利さ故の問題とはいえ
改めて、USBメモリが不安定なものと感じた瞬間でした。

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