イーバンクマネーカードの終焉

今日のテーマは、一番しっくり来る言葉を選んでみました。
http://www.ebank.co.jp/
イーバンクマネーカード(visaデビット決済機能付きカード)が発表されたのは2007年7月の事
口座開設者はのべ300万口座を有するネット銀行最大手である
このイーバンクマネーカードが引き起こした事件は記憶に新しく
その1:継続課金サービスの廃止
その2:高速道路の利用料決済の廃止
その3:無料会員制度の廃止(ゴールドカードまたはクラシックプレミアムに変更)
と酷評の中の酷評が書かれる事態になったことには、さらに次の要因も加えてある
その1:セブン銀行での入出金無料→条件付き無料(カード保有で最大7回まで無料)
さらに上記の改定がさらに進み
その2:提携ATMでの入出金が原則「有料」→ただし10万円以上の金融資産を持っている場合は300万円の定期がある場合において、7回まで無料
これに追い打ちをかける事になった事として
その1:イーバンク間の振込手数料が1件あたり50円
その2:イーバンクマネーカードのキャッシュバックの廃止→楽天ポイントに移行
(還元ポイント率は 100円毎1%→1000円毎0.5%)
その3:立替払い発生時の違約金の設定(詳細不明)
と楽天銀行になるための準備が着々と進んでおり、楽天銀行に名称が変わるのは3月1日~4月30日の間と予想しています。
実際問題、楽天によるイーバンクの顧客選別をはかる計画は一番の稼ぎになると見込んだ、イーバンクマネーカードの負債があまりにも大きく、これは、高額になりやすいガソリン代や高速道路代などといった、時間差で決済される立替払いのサービスの負債が大きくのし掛かったのでは無いかと見られています。
当然、カードの利用停止を行ったとしても、既に発生した決済を止める事は出来ません。
これにおける、貸倒金は容易に想像出来るものです。
イーバンクマネーカードは、入会審査が無しに等しいサービスであるため、一定年齢以上は一律に発行される物でした。
しかし、visaカードの盲点を突いた利用方法が目立ち、結果的に今回の事態になったことは、一部の不良ユーザの行為が、すべてのユーザに影響した事とも言えます。
競合ネット銀行である、ジャパンネット銀行がこのサービスを行わず、カードローン事業をメインに行っている事は、イーバンクが行っている事と比べると対照的と言えます。
この結果は、それぞれの貸借対照表を見ることで財務体質が分かります。
イーバンクに比べ、ジャパンネット銀行はサービス面では、やや劣る部分があり、ペイジーといった電子決済サービスに対応していません。
他の銀行の提携サービスもやや見劣りします。
一方で私の会社がジャパンネット銀行をメインバンクとしている理由の一つに、「決済サービスの利便性」があげられ、電子帳票といったサービスの良さから、イーバンクを採用しなかった経緯があります。
ただ、こういったマイナス要素ばかりがクローズアップされてしまうと、本来の良さが見いだせずサービスの不満ばかりが先行する結果となります。
終焉と揶揄した理由の一つに「より便利に改定しました。」と謳っているにもかかわらず、すべてが「サービス低下」の方向に進んでいる事は、残念な事であり、本来意図するべき所では無いと思うのです。
一度失った、イーバンクの信頼を回復するには、他社に負けないサービス力と、これまで培った先進性をどれだけ出せるかにかかっていると思います。
私自身も今後の成り行きを見守るのと同時にネット銀行の選び方を考えさせられた様に感じました。

Comments are closed.