衆議院選挙を前に投票現場におけるハイテク化

8月30日は、衆議院議員総選挙が執行されます

例年、このはがきを見るたびに、様々な仕組みがある事に気づかされます。

はがきの上に、あるバーコードを手元にある、バーコードリーダーで読み込んでみると

なにやら、規則性のある番号が表示されるではないですか。

この番号は、どうやら「はがき」に記載された番号がバーコード化(いわゆるCode39)で印字されたものであります。

では何故これがあるのか?

投票者名簿を調べる手間を減らす為です。

近年、投票会場には、様々な機器が持ち込まれています。

長崎県内では、まだ導入されていませんが、「投票マシン」といった機械が存在するらしく、ボタンで投票できる仕組みがあると言います。

しかしながら、機器導入コストがかさむ事から、まだ一部の自治体しか無く、それ以外はほとんど手書きによる投票が一般的です。

しかし、この投票用紙にも様々な工夫が施され

「投票用紙」を折り曲げても、すぐに広がる「形状記憶用紙」が採用されています。

どんなに小さく折り曲げてもすぐに広がってしまうこの用紙は、開票作業を軽減するために、開発されたハイテク用紙です。

投票用紙に書く、鉛筆は一般のHB程度と思いますが、鉛筆の滑りが良い為、書きやすい事も特徴です。

ハイテクな会場でさらに、いるのか?と思うのが「投票用紙発券装置」です。

未だにこの装置の意味が分かりませんが

発券毎に音声がながれ「この投票用紙は、衆議院議員選挙です」とアナウンスが流れて、発券した投票用紙を係員からもらうようになっています。

このようにしていても、例年「投票先間違い」などといったトラブルが発生しているため、私個人としては「早く電子投票システム」に移行してくれないかなと思うのが正直な感想です。

なぜならば、電子投票システムなら「投票案配」に関する事もなければ、「投票終了後」にすぐ結果が分かるし、開票速報もリアルタイムで発表されるから便利と思いますが

未だに、手書きである事の意味はあるのか?

と思います。

私個人は、インターネット投票が制度化されていけば、投票率は格段に上がると思います。

しかしながら、現在の選挙の仕組みとして見た場合に、

「投票用紙を発券する方(選挙管理人)」
「投票用紙を投票箱に入れるのを見る方(いわゆる立会人)」

の公平性を確保する面に照らし合わせると、必ずしもインターネット投票が制度化されるかといえば、まだまだ問題があるのも事実です。

選挙において「投票者の秘密」を維持する事と同時に「投票の公平性」を担保する相反する両方を兼ね備えてこそ初めて成り立ちます。

誰に投票するか?と言う事も大事ですが、私は「どんなハイテク機器があるんだろう」と言う方が投票会場に行くときの関心事です。

8月30日は、某所で通常総会があるため、期日前投票で明日行って来ます