11月8日の早朝に、博多駅前の地下鉄工事の際に、発生した道路陥没事故は、博多駅という大都市の幹線道路で発生した事件。
幸い、死傷者が発生しなかった事が不幸中の幸いだと思います。
さて、その陥没事故に伴い、地中の通信・ガス・上下水道が軒並み、全滅周辺の会社ホテルが休業という状況になってしまいました。
しかし、この陥没事件においてITインフラの脆弱性も同時に露見する結果になったのです。
博多の事件なので、長崎にはそう影響はないだろうと思っていたのですが、親和銀行の基幹システムがすべて福岡銀行系に集約された結果、基幹業務のサーバが不通になった事により窓口業務がダウンする事になってしまいました。
今回は、人災とは言え、これが地震や火災などで障害が発生したと考えると非常に恐い話です。
博多駅の交通網整備の一環で地下工事が進んでいたものの、ライフラインの整備が改めて難しい事を痛感するばかりです。
常にこういう事態が発生する事を想定しながら、生活するのは極めて困難です。
むしろ、発生してから初めてそのありがたみやどのような事ができるか考えるきっかけになると思います。
インフラ(インフラストラクチャー=基幹設備)の整備は、身の回りにある話で、基礎となる部分がぜい弱であればその上に成り立つものはすべて瓦解してしまいます。
パソコンにおいても、インフラ整備は最重要テーマです。
クラウド化とかデータ分散化という話は、様々な手法で採られており、定番であれば
が一番の主流になっていると思います。
その上で、Microsoftのone driveとAppleのiCloudが並び、その他いろいろというのが私の目からみて、この3つになるのではないかと考えています。
もちろんこの他にもすぐれたサービスや商品はもちろんあると思います。
それらを否定する事はないのです。
Dropboxはデータ共有のサービスとしては成熟しており、精度も高いと言えます。
MicrosoftとAppleについては、基幹システム(OS)開発元であり、それらの会社が提供するストレージサービスであるため、金額の多寡は別としつつ、信頼性はきわめて高いです。
今回の事件で、対岸の火事と思った事が、見えない所で大きな障害が発生するのは本当予想すらできませんでした。
金融機関のシステム障害が発生というのは、奇しくも預金を引き出す予定だった私にとって冷や汗そのものでした。
窓口でしか利用できない状況であれば確実に破綻していたからです。
災害はいつおきるかわかりません。
それに今後も備えて行けるよう、日々の情報収集にはつとめたいと思います。