先日、法人化した、おおくすです。
久々更新しているのがなんとも複雑な気分ですが、書きたい話題は山ほどありますのでぼちぼち更新していきます。
さて、法人設立に欠かせないテーマの一つに「定款作成」があります。
私の場合、法人設立に掛かった費用と言えば
- 会社実印
- ゴム判
- 登録免許税
の3つですが、資本金を50万円に設定した事もあり、登録免許税は最低60000円
(登録免許税は、資本金の0.7%と60000円のいずれか高い方を適用)
100円未満の端数は切り捨てる→参考資料
どのみち、必要な費用は色々ありますがその中でも登録免許税は、合同会社の場合60000円から可能な所は、上手く活用すべきと思います。
知名度云々で株式会社が・・・という方もいますが、重要な事は法人格を持つ事であり、株式会社だから可能で、合同会社だからできないという事はないからです。
さて、法人設立に必要な作業として
「定款作成」
というものがあります。
この定款作成は、非常に面倒と思いますが、必要事項を穴埋めするだけで作成可能ですので問題はないと思います。
いくつかのアレンジはありますが、私の場合は慣例に基づく記載でかわしましたが、入れておけば良かったかな?と思う点は
- 1 電子公告に関する特別事項
- 2 代表社員を社長と定める但し書き
に関する事項だけ追加したら良かったかな?と思いましたが、法律行為を行う場合は、代表社員になるため、意味はなさそうです。
定款を紙で作成すると、印紙税を40000円納める事を書いていますが、自分で電子定款を作成する事も可能です。
自分で電子定款を作るための手順
1 Windowsのパソコン
Windows7以降なら問題ありません
2 メモ帳などテキストエディタ(できれば、ワードや一太郎などが好ましい)
もちろん、オープンオフィスやキングオフィス(ワード互換)のソフトを利用しても作成可能です。
3 Adobe Acrobatのインストール(Adobe Readerは不可)
Adobe Acrobatは、正規品を何らかの形で入手しておいて損はありません。主にScanSnap等にバンドルされています。
4 ICカードリーダ
ICカードリーダは、sonyのRC-S380を使いました。電子署名に限らず、eTAXやEdy等の利用も可能です。高額商品でない為、是非購入をオススメします。
5 住基カード(電子署名付き)
お住まいの市町村役場で作成可能です(500円)
電子署名を申請する必要があります。
※電子証明のみで利用する場合、写真付きである必要は一切ありません。
6 電子署名プラグインのダウンロード
「PDF署名プラグイン」
をダウンロードします。
インストール環境条件は、手順書もありますので、参考にしてください。
電子署名+ソフト+ICカードリーダの購入費用は約10000円前後。今後も利用出来ます。
※キングオフィスのライセンスは5000円程度ですから、印紙税の40000円に比べても相当安上がりと思います。
ただ、時間をかけたくないならば、電子署名作成の代行業者(主に行政書士)に依頼するのも一つです。(電子署名作成代行 土取行政書士事務所)
一つ一つを自分で行うのは非常に大変です。専門家を間に入れながら定款を作るのも大事です。私はシンプルな定款にして、少しずつ改廃していく方が定款の肉付けとして良いと考えます。
少しずつ増やす・減らす事は身の丈にあった企業を作る事と思います。
電子定款を作る動機がコストを下げたいという理由ならハッキリ言いまして、止めた方がいいです。
実際に電子定款を作成しましたが、相当難航しました。正直、頼んだ方がましと思ったくらいです。
良い経験になりました。
2回目ができるか・・といえば、少し不安です。
電子定款をつくるなら、専門家の先生に作成依頼した方がいいでしょう。
添削もあるので、かえって良いかもしれません。