消費税対策と経費削減のコツ~季時別電灯のススメ

4月から消費税が8%に改定されるのをうけ、私のところでできる地道な経費削減策。

 

案外、言われる話が「経費を削る事も大事だが、それ以上に売上を上げる方が先じゃないか?」と言う事もあるので、売上を確保しつつも経費を見直す事でしっかりした対策が急務になっています。

 

経費削減につながる?かもしれない見直しのポイント10項目

(これは、長崎県・長崎市在住のパターンで書いてます。他県の場合は若干異なります。)

1:公共料金問題

現時点で一番目立つのが「電気料金」

特に、昼間は外出して夜しかいないならば、電気料金の契約を見直すのはかなりお得なポイント

通常は「従量料金B」が多く、こちらを「季時別電力」に切り替える事で、大幅な電気料金の削減につながる事があります。

 

一つのモデルケースですが

我が家の今月の電気料金は電気温水器をくわえて約1160kwh

温水器の利用が600kwhですからこの分は除いて、約560kwh。

従量電灯と季時別電灯の試算を下記に示します。

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季時別は我が家の直近を元に算出したもの、従量電灯と併せて計算したところ

従量電灯 13896円

季時別電灯 13207円

差額として約700円(正確には689円)の差です。

しかし、これは利用形態によって変わる為、昼間の在宅がほぼ0ならば、約9000円以内に収まります。

季時別電灯の特徴は日中の電気料金を割高に設定する代わりに朝や深夜の料金を大幅に下げるところにメリットがあります。

深夜電灯の料金に関しては割引が入りますが、実際は深夜電力の料金が単独契約の場合は8円台ですが、季時別になると10円台に上がる為、単位計算で行けば500円~600円の差が出ます。その代わり、深夜電力の基本料金が掛からない上に、セット割が入りますので事実上の値下げとも言えます。

・・・もっと早く気づくべきでしたが、今更感で変更した訳です。

電気メータ季時別電灯の電力メータはデジタルの最新型に変わるとか・・・。

左にあるのは温水器の別メータ

どちらかと言えば、左側のメータの方が見慣れて、デジタルの場合は残念ながら、時間帯別の子メーターがついておらず、時間帯による利用は毎月の検針時しかわからないと言うオチ。

とはいえ、従量電灯に比べ差額として1000~2000円。

削減割合は約5%程度。

一番この恩恵を受けるのは夏場のエアコン利用時。

特に季時別電灯を利用する事で昼間留守がちなら特に効果は高い。

 

我が家の場合は、何度も試算して季時別が年間を通じて安くなる事がわかりまず1年やってみることにした。と言うのが正直なところです。

 

消費税が今後上がっていき、当然ながらこういった公共料金も増えていく訳ですが、季時別電灯に関しては電力メータの交換だけで済みます。

特に現在の電気契約が50Aならば、基本料金が下がります。

季時別電灯が1155円に対し、従量50Aなら1417円

その上、利用する時間帯で昼間不在ならば、季時別にしない手はありません。

 

季時別電灯の利点であり最大の欠点は

「利用状況に関係なく、料金計算は一律」

従量電灯の場合は3段階区分になっており、利用しない場合(一ヶ月120kwh以内)ならば30Aの場合、2848円になるため

平均的なリビングタイムで計算しても、3816円になります。

つまり、昼も夜もある程度利用する場合なら、従量電灯の場合は300khwを超えると青天井になる計算です。

 

つまり、おおくすが季時別がお得だと言うからすぐに「切替」は時期尚早で、電気料金が10000円を超えることが多いとか、電気温水器があるなどの事情を考慮して切替を考える必要があります。

逆に言えば、ひとり暮らしで、電気料金が月々3000円以下だという場合なら、季時別電灯に変えるメリットは無い

と言う事になります。

 

季時別電灯に変えて、工夫すると2割から3割の電気料金を削減する事は十分可能なはずです。

下手な節電をするよりは利用する時間帯をずらす事で電気料金が下がるなら検討の余地ありと考えます。

 

実際の削減効果については、後半年ほどしてから結論がでると思うので、このテーマは改めて取り上げたいと思います。