ブログの検索ワードから知る「2013年9月のトレンド」~NTTファイナンスの社内組織

ブログの検索ワードの筆頭はいくつかありますが
最近目立つのが、NTTグループの請求に関する話題
昨年7月からNTTファイナンスが収納会社となり、NTTグループのNTT西日本・東日本・コミュニケーションズ・ドコモの4社の請求をとりまとめる「おまとめ請求」の話題。
現在の各社の仕組みについて簡単に説明すると
NTT(持株会社)

NTT西日本(事業統括会社)

NTT-MA(マーケティングアクト:コールセンタ部門)・NTT西日本-九州等(法人営業会社)
となっており
NTT西日本の関連会社と別で収納委託会社の位置づけに「NTTファイナンス・NTT西日本担当」
と言う流れになっている。
いわゆるこれまで、NTTマーケティングアクトやNTT西日本-九州が受け持っていた「収納業務」だけをNTTファイナンスに移管した格好で現場の社員は異動などは無くこれまで通りの業務で「NTT西日本」の位置づけとなるのだ。
これが結構やっかいな事になっており
NTTファイナンスのNTT西日本部門とNTTファイナンスのNTTドコモ部門は別だと言うこと。
営業時間もドコモは年中無休の9時から夜8時だが、それ以外は平日午前9時から午後5時である。
目立った動きはまだ見られないが今後は、コールセンタを一元化するはずで
おまとめ請求に関するセンタは、NTTコミュニケーションズの料金センタのある福岡のビルで、関係筋によるとコミュニケーションズとおまとめ請求センタの人的交流は無く、同じ会社であっても別組織である事がわかっている。
さらにやっかいな話を付け加えると
「NTTファイナンスの料金センタとNTT西日本の料金センタは同一住所・同一担当者である。」
私の会社では、NTTファイナンスから請求書は発行されておらず、私の会社では今もNTT西日本・NTTコミュニケーションズから請求をもらっているのだが、本日現在、NTTファイナンスへの「変更不可」という大人の事情もある。
特に多かった「NTTファイナンスの滞納とCIC(信用情報機関)への事」を検索ワードで調べている方が多かったので解説。
NTTファイナンスで料金滞納した際のCIC登録要件は
1) NTTファイナンスのクレジットカードを利用した場合
2) NTTドコモの収納業務を受託し、かつ携帯電話を分割で購入し滞納した場合
3) NTTドコモの料金の料金を他の事業会社(NTT西日本・NTTコミュニケーションズ)の料金を合算し期日までの支払いで滞納した場合
つまり、一言にCICへの登録はされるという事でなく、NTTファイナンスのクレジットカード(NTTグループカードを指す)か、NTTドコモの携帯電話分割払いがある場合に限られる。
A)NTT西日本をコンビニ払いか銀行引き落としをしている場合
B)NTTドコモでも携帯電話の分割払いをしていない場合
は仮に滞納したとしても、CICへ登録をされると言う心配はない。
ただ、NTT西日本で料金滞納で契約解除を受ければ今後グループ各社の契約は厳しいのか?
とみると、いまいちそのあたりが記載されていない。
またNTTのグループ会社における個人情報の取得要件が異なり
1:NTT西日本
(契約時に本人確認をとって契約するが、加入権ベースで見た場合、すでに死亡した場合でも契約者と見なし存続する)
2:NTTコミュニケーションズ
(個人情報は原則取得しない。名義変更やデータ通信の契約など一部の場合を除く)
3:NTTドコモ
携帯電話の法律に基づき、本人確認は対面を始め厳格に取得。生年月日の情報は常に契約の際、確認を受ける)
よって同一人物かどうかの確認はきわめて難しい。
CICへの登録の可否はこういった個人情報取得に関する指針が各社異なる事で、NTTファイナンスにして登録情報の名寄せを含めた対策が急務である。
おまとめ請求もルールが非常に「あいまい」である。
大事な事は2度言う。
結論は以下の通り
NTTファイナンスでCICに登録される事は
1)「NTTファイナンス発行のクレジットカード」を持っているか?
2)「NTTドコモで携帯電話の分割払い」をしているか?
1)・2)のいずれかに該当した場合はCICに延滞の記録が残る。
2013年現在、NTTのサービスは他社ですべてまかなえる為、すべて解約してもなんら影響はない。
これからNTTファイナンスの整理統合は確実に進むと予想。
当面の動きに注目したい。

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