枯れた技術の水平思考~横井軍平の理論

私の好きな言葉に「[g]枯れた技術の水平思考[/g]」があります。
細かい事を説明すると読む方もうんざりするので、ざっくり説明すると
「限られた条件で最大限の事を行えば、結果は自ずと現れる。」
といった事があげられるでしょうか。
この[w]横井軍平[/w]氏は、かつて任天堂のファミコンやゲームボーイといったハード開発者として有名な人物で
今のゲーム業界の礎を作った人物として有名です。
もちろん、業界としてみれば「宮本茂氏」や「堀井雄二氏」もいますが、彼らに影響を与えた数少ない人物です。
横井氏が逝去してすでに15年以上が経過しますが、ゲーム業界はすでに「高機能・多機能」が進み、かつてのゲーム性を重視した作品は減っている様な感じがします。
近年のヒット作を見る限りでも、過去のリメイクが多く、オリジナリティのゲームが少ないのは何とも寂しい限りです。
さて、この枯れた技術の水平思考は、別にゲーム業界だけに限った事ではありません。
日常生活において「限られた時間」「限られた資源」「限られた予算」といった事は多く、その中でどれだけ成果を上げるかが求められています。
この「限られた」事をどれだけ効率よくこなすかがまさにこの理論の「神髄」といって良いと思います。
最新の技術、最新の手法を使う事が悪いのではなく
「誰もが知っている一方、誰もが見向きもしない古典的な手法」で作るやり方こそ
「堅実」でかつ「確実」なやり方といえます。
枯れた技術の水平思考とはまさに
「技術者の能力を最大限に引き出す」
事にかかっているのです。
私のようなつたない人間は、そういった先人の知恵を大いに活用しています。
そのためには、様々な本を読み、先人の知恵をいただきながらさらなる研鑽を積まねばと思う今日この頃です

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