長崎のIT企業分類

長崎にもIT企業は多く存在しているにも関わらず、どのように活動しているかは分からない
実際にIT企業と標榜している企業体の主業務は「大手家電量販店やメーカ等からの派遣」が中心で
いわゆる「外部受注」が多く、自社開拓をしている企業は少ない様に思います。
もっとも、私の会社でもかつては2次外注や3次外注といった仕事を受託していた頃もあり
報酬3000円で、佐世保や松浦まで訪問した頃を懐かしく思います。
今ではとうてい受託出来る金額ではありませんが、当時はとにかく何でも仕事を取ろうと言う焦りがあったでしょうか。
長崎から、佐世保までのガソリン代が3000円の上工賃も3000円だったわけですから当然割に合うはずがありません。
さらに、駐車場代などを入れたら大赤字だったのです。
当然、ただ働きどころかボランティアだったように思えました。
ただ経験としては良かったのかもしれません。
長崎のIT企業を分類すると
プロ企業(いわゆる法人格を持つタイプ)
個人事業主系(本業として生計を立てているタイプ)
サンデー系(本業があるが主に週末活動する企業タイプ)
サイドワーク系(主たる生計者が別に存在し、サイドビジネス的なタイプ)
と分かれ、特に最近多いのが、「サイドワーク系」であるのです。
特に長崎のIT企業を見渡すと半分が「サイドワーク系」である事が関係者の話から分かりました。
その話を聞いたときに、愕然とした事は言うまでも無くその裏事情を聞くと
いわゆる「主婦ならぬ、主夫という。」一人が定職であれば、自分の売り上げが無くても食べてはいける
上手い方法だと思いました。
そうなったときに、相手の職が無くなったら本当にやっていけるのだろうか?
私はそんな不安がよぎりました。
今更ながらの事ですが、仕事を始めた当時は今のように仕事がありませんでした。
生計を立てるために、私はある企業でダブルワークを続けていました。
しかし、ある事件をきっかけに仕事を辞めて今の仕事だけになりました。
今から8年ほど前の事ですから、2002年の夏だったと思います。
私が考えた当初の目的は、お金を貯めて車を買おう、企業を辞めるならそれからでも良いと思いこんでいました。
しかし、世の中はそんなに甘く無く事件は突然起き、責任者から詰問され、結果私は辞職を選ばざる得ない事になったのです。
それからは、とにかく必死になって仕事を探しました。
小さな事でも何でもやりますと言う事であちこちやってきました。
無理な要求でも受け、報酬の代わりに食事という事は当たり前の事でしたが人間の浅ましい考えを見る結果になりました。
しかし、私の会社も含めそんな上手い話は0に等しく、◎◎株式会社でも、実際は電話番も事務所も無く、連絡先は携帯だけという方を多く見てきました。
専業でウェブ制作のみを行っている企業も少ない為、長崎のような地方ではパソコンサポートからウェブ制作まで行うのもザラです。
一方「長崎のIT企業はいかがでしょう?」と尋ねられた際、私は「決してレベルは高くない。」と答えたのはそのためです。
ブログを積極的に更新することを推奨している企業は数多くあります。
しかし、実際に更新している内容を読んでもそれは単なる「趣味の話題」や「飲食店の事」、はたまた「プライベートな話」が大多数を占め、IT企業としてのコンセプトや事例紹介などはありません。
私がほぼ毎日更新するのも理由があります。
それは「クライアント(顧客)に対し、更新の重要性を説く前に自分自身が続けなければ意味が無い」
つまり「業者が良いと言うなら実際にやっているのか?」と言うのです。
継続は力なりと言う言葉通り「続けなければ意味がない」
しかし、これを1年、2年、5年、10年と続けると「必ず」結果が出ます。
これからもIT企業が雨後の竹の子のごとく増えていく事でしょう。
参入しやすいだけに辞めやすい業種とも言えます。
今後参入を検討している方、独立希望の方は、まずは「自己資金」をしっかり貯めてからはじめても遅くないと思います。
仕事はまず人間づくりからです。

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