第4回 バイオラボ債権者集会

バイオラボ事件が尾を引くどころかいつの間にか、報道機関の関心は全く無く、閑散とした中で第4回の債権者集会が開催されました。
定刻になって、破産管財人より土地建物などの什器備品の売却等について説明があり
松山町の土地建物は、ブライダルのスエヒロが購入した
(正式名称 ブライダルコスチューム・スエヒロ有限会社
簿価からみて1億円はお買い得だったかは分かりませんが、無事に売却が出来たという
※実際にスエヒロ社に購入物件について尋ねたところ、近々本社を松山町に移転すると言う。
(建物や近隣駐車場が近いこと等を考慮しても良い立地だったと思われる。)
それから、什器備品の500万円のうちいくらかは、十八リース所有物件もあり、売却案配により十八リースに対して165.8万円を分配した(いわゆる優先債権扱い)
それから、売買手数料として275万円を破産財団に繰り入れる事が出来たと言う
税務署から6,815円の還付金を得た
それからみて、破産管財人が提出した諸表の数字ば軒並み間違いばかりで
現有残高は 約2,100万円
一方で、支払うべき優先債券額が約2850万円
内訳として
・租税等 約2,100万円
・給料未払金  約750万円
と言う事から、まだまだ先は長い
現有不動産(長与町)の土地については、税金が400万円ほど差し押さえの為に発生しており、土地売却希望者が2009年11月5日、500万円で購入希望者がいると言うが、売却には至っていないと言う
これに関連して、長与町の土地の整地伐採費用として約95万円ほど発生
本件について、管財人に質すと「放置していた事もあり、周辺住民から苦情があった。費用がかさんだのは運搬処分費」という説明だった。その金額からしても、相当な作業だったことが想像され、いかに広大な土地だったのかを物語る数字だった。(2~3人の作業なら5万~10万程度と予想される)
回収見込み金については、消費税還付相当額として約670万円とされているが、こちらについて、いつになるかはまだ現時点でははっきりしていないとの事。
それからみて手元有り高の2100万円+670万円+土地売却=2770万円が最終的な回収残高になる見通しだが、優先債権を支払うだけでほぼ使い果たし、私たち一般債権者への分配は事務コスト等も鑑み、厳しい状況には変わりないと言う。
この様子からみて、次回債権者集会ですべての業務を終えて、完了するのでは無いかと思う
もちろん、この件は今後も注意深く見守りたい所である
次回債権者集会 平成22年2月19日 午前10時 長崎地裁にて
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