ハードディスククラッシュにおける初期対応

最近は、ハードディスククラッシュにおける障害が増えてきたのが印象的でした。

パソコンの購入から3年から5年経つとどうしても経年劣化に伴う障害が発生する事は過去のサポート事例から見ても明らかで、使用環境等で影響されるようにはとても思えません。

先日も、ノートパソコンが起動しない事で様子を見たところ、原因は「ハードディスクの起動エラー」だった事が分かりました。

これは、傾向として使用年数と状態を勘案した結果となり、クラッシュしてしまったパソコンを戻せるかどうかは、半々と言ったところです。

私の会社で取り扱うパソコンのクラッシュでデータが保全出来たケースは約80%程度は回復できましたが、やはり残り20%程度は残念ながら、データのクラッシュに伴い破損した事がありました。

保存状態やデータの取扱で回復率はあがりますが、それでも中に保管したデータを取り出す作業は至難な事です。

初期対応において、私の所で行えるのはいわゆる「初期破損」における対応であり、ハードディスクが動かない「重度破損」となれば、専門機関への対応を必要とします。コストも相応発生するため、ケースバイケースとなります。

このようにならないためにも、日頃からのバックアップは欠かせません。

破損してからでは遅いので、日々のバックアップはまめに取ることをおすすめいたします。