パソコンの故障判断は瞬間である :: 事例紹介

長年このような仕事をしていると、パソコンの動作で故障箇所を言い当てることも可能になってきました。

ほとんどの場合、電話で初期診断を行うのですが、先日、定期契約を行っているところで、インターネットにつながらないという連絡を受けました。

ここ最近は、設備の故障が多く、先日もハブの接続不良が起きたばかりで、日に日に不安になってました。

事務所へ戻る前に、立ち寄り設備を確認したところ、ハブのリンクがされておらず、念のために他の収容替えを行ったもののやはりダメでした。

仕方ないので、いったん事務所へ戻ってから数日後、やはりダメだという話。

よくよく尋ねてみると「差し込み口にあるシャッターが壊れちゃったけど大丈夫か?」という話をされて、私は青くなってしまった。

LAN端子についているシャッターが壊れることを重要視していることは「万に一つない」のですが、この部分が壊れた=内部の端子の損傷の可能性もある、ことは決して忘れてはいけない怖い要素であります。

このようなことから総合的に判断して「差し込み口の損傷」という結論に達したのです。

今後どのようにされるか、本日現在、事後連絡はありませんが決して笑えるはずもありません。

この件を管理しているお客さんに説明したところ「破損は自己責任、実費負担でしょう」ということ。

ふつう、LANの差し込みを頻繁に抜き差しすることはほとんど「あり得ません」

その部分が破損することは、「必要以上の力がかかった」「扱いが乱暴」のいずれかであることはおおよそ察しのつくことです。

つまり、お客さんの説明が100のうち5も伝えきれなくても、90を推測することは可能です。しかし、百聞は一見に如かずということわざの通り、設備損傷である理由は、事前に設備の実地調査をしていたためで、行っていなければ原因の特定に至ってないのは確かです。

設備故障の原因で使用者が原因であることは、きわめて稀です。

改めて調査方法を厳密にする必要がでてきました。

追伸 設備復旧作業の手数料は、どの事業者でも通常以上の負担を求められますので、注意が必要です。

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