納税と申告

そろそろ、納税のシーズンになるだけに今からはらはらしているおおくすです。
あるブログで「ニートはどうやって税金を払っているの?」という記事を見ました。
私自身は個人事務所(自営業)なので、誰も面倒は見てくれません。社会保障も無ければ、地位も名誉もありません。
あるのは目の前にいるお客さんから仕事をもらうだけです。
さてさて、税金の仕組みについて
税金は、「総所得-基礎控除額=課税対象額」となり、課税対象額の割合で、納税額が決まります。
課税対象額が「一定金額以上」の場合、自動的に「納付通知書」が届きます。
給与所得の場合は、源泉徴収票の税額に基づいて「課税」されます。
この税額を減免するには一定のルールがあります。
意外に知られてませんが、「確定申告」をキチンと行うと「還付(過払いの税金の返還)」が行われる仕組みになっています。
還付の基本は「所得者に特別な事情がある場合」と決められており、「病気」「離職(退職含む)」「結婚」「出産」「扶養」などに該当する場合、自動的に「還付対象」になることがあります。
控除条件などについては、最寄りの税務署でご相談するといいと思います。
しかし、本来払うべき税金を無視したらどうなるか。
じつはこっちの方がやっかいだと言うことを忘れてはいけません。
なんでもそうですが、「課税通知」を無視すると「強制執行」を喰らいます。
身近な例で言えば、「自動車税」
滞納すると「タイヤロック」をする自治体が増えたと言います。かくいう長崎県税事務所ももちろん例外ではありません。
しかし、自治体も税金を無視するよりもいくらかでも支払ってくれる人には優しいモノです。
税金が払えない場合は「とにかく、納税係を訪ねる事」
正直に「今、無職でカネが無いんです。どうしたら良いか?」と相談しましょう。
そうすれば、「一括じゃ無理なら、分割にしましょう。いくらなら払えますか?」という事になり、強制執行はまぬがれます。
ただしこういう場合は「延滞利息は容赦なく付きます」のでご注意を。
かくいう私も「過去にあります」
どうしても資金繰りがきつかったときに「頼み込んで」やってもらいました。
県税事務所の担当者の話によると「連絡してくる方はまだ良い方であると」、「無視して放置して良いと思う人間も中にはいる」そういう方には「マジメに払っている方との不公平感を出してはいけない」からと言う理由で、「強制執行」に踏み切るという。
どっちにしても一度に払えなければすこしずつでも払う姿勢を見せる事が大事です。
課税はあくまでも「前年度の所得が対象」のため、今年収入が無い場合は、かなりの税金を支払う事になるのです。
その代わり、来年就職したら、その年の税金は「非課税」になるのです。
もっと厳しい話をすると「申告」がなければ「見なし課税」をされます。
「お金ないよ~」とキチンと申告することで、「課税減免措置」が初めて受けられるのです。
お金が無いことを正直に話す事も、自分の身を守る上で大事なことと思います。
ニート世代が税金問題で浮上しない理由は「親の扶養に入っている」可能性が高いと思います。
そのため、「本人に関する課税は一切0」となります。
来週から確定申告の受付が始まります。
うちの事務所の決算書をそろそろ作る準備をしないと、年度末ぎりぎりでするのも具合が悪いですからね~
ではまた

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