制作会社のレベルを見極める

先日、メールサービスのみの契約をしているお客さんから電話がはいった
話を聞くと、MySQLとPHPのバージョンはいくつか?と言う話。
制作会社が指定したバージョンは、MySQL5とPHP5であると言う話だが、尋ねているお客さんはどんな事か分かっていない事が判明
電話口で「エムワイエスキューエル」と言う言葉がでた際に、表記上は「マイエスキューエル」と呼ぶべき所であるが、この点は至極仕方ない。
さて、このPHP5とMySQL5というのは、近年のウェブサーバーのシステム上は、標準となっているが、実際は普及版であるVer4系統が比較的使われており、併存しているケースも多い。
PHP5については、メインを5で、サブセットとして4を使う事が出来るが、MySQLについては、4系統と5系統では異なる為、注意が必要である。
特にMySQL5やPHP5が使える事を前提に尋ねる事は、何らかのパッケージングウェアの導入があると考えられる。
(主としてXOOPS CubeやEC CubeといったCMSパッケージ)
もちろん、こういったウェブシステムが不適とは言えないし、新しいバージョンのシステムを導入する事は決して悪い話ではない。
さて、制作会社のレベルを見極める上で、システムのバージョン等については、かんたんに調べる事が出来る。
それはPHP命令の一つである phpinfo() と言う関数がある。
これを実行すると、自分で調べたい情報、対応しているサーバ情報がすべて分かる仕組みだ
78.5:623:618:350:347:phpver:right:1:1::
64.6:626:506:350:283:phpver2:right:1:1::
この手法を知っているならば、わざわざ尋ねる事はしなかっただろう。
もし尋ねるとすれば、データベースのIDとパスワードを尋ねる事はあっても、バージョンがどうか?と言う質問は返ってくる事は皆無と思われる。
もっとも、こういった事は下調べとして制作会社であれば「普通」に知っている方法であり、システム開発を行う制作会社ならば、サーバの仕様にあわせて構築できて然りと思われる。
なぜそれに固執するか?と言う事を考えると、「制作する実力無く、パッケージのインストール(組み込み)」しか出来ない為と考える事が自然である。
もっとも、収容先をメールサーバの変更無く実施出来る事が常であるものの、中には出来ない会社もあるため悩ましい所でもある。
近年、VPSと呼ばれる仮想専用サーバーであれば、こういった問題にも柔軟に対応出来るが
現実は費用対効果の問題であきらめざる得ない部分があるのも事実である。
SQLやサーバーに限らず、新しいサービスが良いとは必ずしも限らない
新しいサービス=不安定
と言う事は、常にぬぐい切れず
今後の課題を残す結果になるだろうと考えられる。

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