ライフスタイルで選ぶクレジットカード

クレカが増えすぎると当然ながら収支が合わなくなり、カード破産なんて良くある話です。

では、クレカをどのように使うのが得策か?ブランドとサービスで考えてみましょう。

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1)ライフスタイルで選ぶクレジットカード

 

クレジットカードは

  • 1 還元率で選ぶ(ポイント・値引き・キャッシュバック)
  • 2 決済日で選ぶ
  • 3 ブランドで選ぶ
  • 4 年会費で選ぶ
  • 5 付帯サービスで選ぶ

と大きくわけて5つです。

 

特に、付帯サービスで選ぶ。と言うところは結構重要で、何処がオススメか?にも関わってくるので結構重要です。

私の場合は、目的別にカードを分けているので結構枚数がかさんでいますが、やりくりの本でも殆どカードは2枚程度に抑える事が基本

と書いてあります。

この件については、私も同感であり、個人で使うカードは2枚、仕事で使うカードは3枚になっています。

実際はもう少し枚数を圧縮出来そうな気もしますが、費用対効果の面でこれで良いかなと思っています。

 

<カード利用の目的>

1 定期決済

定期決済用のカードを持つ目的は、毎月決まった金額だけを口座に積み立てて、支払を円滑にする。狙いがあります。

主に、水道光熱費やプロバイダ利用料、各種保険料などもクレジット対応になっている事から定期決済でカードを利用する事は便利だと私は思います。

定期決済用のカードは自宅に保管し、カードの紛失をしない事も重要なポイントです。

私のお客さんですが、財布を紛失してカード番号を再発行した方がいます。そういうリスクを考えると、カードを持ち歩くのはあまり得策と言えません。

割り切るなら支払金額が10万円超えないならば、VISAカード番号だけのバーチャルカードを作るのも手です。

※バーチャルカード(カードレス)は、デビットの場合はジャパンネット銀行、クレジットの場合は三井住友カードが発行。

2 店頭決済

店頭決済するならこのカードと決めておく事で、支出の状況を確認する事が可能になります。

ETCカードについては、どちらを主にしてもかまいませんが、出来る事ならば年会費が無料になるカードに紐付けることが得策と思います。

3 特殊決済(電子マネーなど)

電子マネーを利用する事が可能なクレジットカードは発行会社が限られている為、専用に使うケースもあります。

iDとQuicpayは発行主体が異なる為、原則併用提供はありません。

 

紛失しない自信があるから、カードが1枚で良いと言うよりは、紛失するかもしれないので、紛失しても支障が出ないカードを1枚持つ方が現実として理にかなっています。

 

<還元率で選ぶ>

還元率は平均1~2%の還元が当たり前になってきました。特定のサービスについては、5%~10%というケースもありますが、何処が良いのか?考えて見ました。

ポイント還元型サービス

「楽天カード」が一番選ぶ人が多いと思います。

理由如何は問わずとしてポイント還元の仕組みが、共通ポイント(楽天スーパーポイント)に100円1ポイント、各社サービスの利用料金も原則として100円1ポイントの還元ですから、楽天のサービスを利用するなら、楽天の決済でポイントを消費する方がお得になります。

例)10800円の商品を楽天市場を使い、支払を楽天カードで行った場合。

  • 楽天市場 100ポイント(税抜分)
  • 楽天カード108ポイント(税込分)
  • 合計 208ポイント(約1.93%)

楽天市場の場合、利用状況によってポイントの還元率が10%まで上がる事から、カードポイント分は付随的である事がわかります。ちなみにカードポイントが倍付けになる事は皆無故、その点が還元率で選ぶときのネックになるとも言います。

つまり、カードのポイントを必ずしも重視する必要はありません。

 

ポイント還元のルールも各社異なり

  • 楽天カードの場合は、ポイント対象金額に対し、1%ですが、(楽天スーパーポイント)
  • ヤフーカードの場合は、決済金額毎に1%です。(Tポイント)
  • SBIカードの場合は、キャッシュバック方式を取っており、100万円だと1.2%還元され12000円キャッシュバックされます。

そのため還元のルールは異なります。

原則としてカードはできる限り一つにまとめて決済する。集約可能なカードがあれば、極力一つにする方が精神的には良いかもしれません。

 

<決済日で選ぶ>

クレジットカードの支払日は、大きく10日、25日とほぼこの2つの支払日に沿って決済する傾向です。

JCBやアメックスなどは、15日締めの翌月10日支払です。

一方の三井住友VISAや楽天の場合は、月末締めの翌月27日です。

この2つの締め日はうまく活用する事で、決済サイクルをしっかり確保する事が出来ます。

 

ある会社は、一ヶ月に2回決済する事が多く、月末締めの場合、月初に決済したり、月末に決済したりとタイミングがばらばらになる事が多いことから、これまで月末締めの楽天を利用していたのですが、15日締めのJCBへ変更しました。

これまで25日~翌月3日の間で決済される事で、支払日が不安定になっていたところを15日締めになる事で、こう言った支払のタイミングをずらす事が出来ます。

一方、公共料金の電気や水道などは電気が、毎月中旬、水道は月末となっていますがこちらの場合は、逆に15日締めの場合ならば2ヶ月まとめて決済の可能性も十分ある為、月末締めの方が都合が良い等実情に合わせて選ぶ事が大事です。

カードの支払日を一つにまとめる事と月次決済を平滑に実施する事が難しくなる為、2回締め(月末・15日)で支払を10日・25日にする事もいいかもしれません。

 

<ブランドで選ぶ>

質問)カードブランドは何処の会社を選ぶと良いか?

回答)JCBとVISAを持つが正解です。

JCBは15日締め10日支払、VISAは月末締め26日支払ですからこのサイクルをうまく活用しない手はありません。

また、複数ブランドを持つカード会社(楽天やイオン)でJCB/VISAを同時に持つメリットは残念ながらありません。

あくまでも、支払日を分散させる目的が一つであり、カードブランドを分ける事がメリットではありません。

私のところは、VISA/Master/JCBの3社を持っていますが、

  • JCBは、15日締めに対応した継続決済、JCB専用の会社
  • VISAは月末締めに対応した継続決済、VISA専用の会社
  • Masterは、特定の会社がMaster推奨の理由から、保有。同時に店頭決済として利用。(VISAとMasterはほぼ対応しているがJCBは一部加盟店で利用出来ない)

たくさん持ち歩くカードのリスクを考えると、少し考えさせられます。カードは極力最低限にしておくことも重要。

 

<年会費で選ぶ>

無料のカードであっても有料のカードであっても、サービスに違いはありません。

私自身は、無料のカードで十分と思います。わざわざ有料のカードを選ぶ必要はありません。

有料のカードの特徴としては、旅行保険がセットされている事が多く、額面の違いはあるものの5000万円~1億円の保険がついている事は特筆する点です。

家族カードも有料になるのはそういった保険料の為と思われますが、毎月の水道光熱費を支払う為にカード決済にするならばわざわざ年会費がかかるカードを選ぶ理由は全くありません。むしろ無駄です。

そのため、年会費無料のカードを主軸に、メインのカードだけ有料にする。事がオススメです。

 

<付帯サービスで選ぶ>

付帯サービスと言っても様々ですが、主に

  • 家族カード
  • ETCカード
  • 電子マネーカード(iD/WAON/Edy/SUICA/Quicpay)等

の3つですが、原則ETCカードは発行されます。ただし、無料とは限りません。そのため、有料なら無料で発行されるカード会社を選ぶ事が重要です。

家族カードは原則無料で発行されます。ただし、ゴールドカードは有料の場合もあるので注意が必要です。

電子マネーカードは原則、プリペイド(前払い)ですが、クレジットとセットの場合は後払い対応(自動積み増し)になります。

 

 

私の場合は

VISAまたはMasterのブランド

年会費無料

ETCカードが欲しい

たまに博多に行くので交通系電子マネーが付いていると良い

何処でも決済出来るカードブランド

ついでにポイントもたまれば御の字

 

となれば、選択肢は結構限られます。

 

個人で使うならば、SUGOCA機能付きのクレジットカードとなりますので

第一候補は、銀行のキャッシュカード一体型(親和銀行・長崎銀行ほか)

第二候補は、JQ SUGOCAカード

第三候補は、イオンカード・SUGOCA付き

となるわけです。

個人的には、第一候補、第二候補のカードについては口座はあるものの、普段使わない理由から選択肢から外れる。

そうなると、イオンカードになるのか。というところです。

条件として、VISA+SUGOCA+ETCが使えるという条件はこれしかなく、年会費が無料というところもよさげです。

近所にイオンの店舗があり、なおかつ近隣店舗はVISAしか使えないと言う事情を加味するとこれしかないのです。

つまり、カードの選び方はライフスタイルそのもので、どの会社が自分に適しているかは見極めが難しいところです。

 

そのため私は用途別に使い分ける方法に転換しました。

  1. ガソリン給油用
  2. 経費決済用
  3. 継続課金用
  4. 生活用品調達用

1~3が事業経費とすれば、4は純粋に日用品決済になるのは当然の流れで、もう少しカードを減らせるんじゃないか?と言う意見は事実です。

1円でも安く使うためにカードを用いる事は生活の知恵です。

 

では、個人で利用するのに便利なカードはどこか?

ランキングをつけますと

  1. キャッシュカード一体型カード(地銀・都銀銀行問わず)
  2. ガソリンスタンドカード(エネオス・シェル・出光など)
  3. イオンカード

の3つになると見ています。

特に、ネット通販を利用するならば楽天カードのポイントアップ施策はとにかくすさまじく、波に乗ると毎月ポイントが山ほど入ります。

実店舗に強い会社となれば、やはりイオンカードはかなり有力です。

年会費が無料で、waon等電子マネーとの連携もある事は非常に魅力です。

カード会社も様々ですし、当然利用するには入会審査があります。

もちろん、誰もがもれなくと言うサービスで無いのはわかっていますが、クレジットカードを利用する事の意義は、信用の度合いを測る目安です。

 

色々使ってみて、使い勝手を知り、良いところ、悪いところを見極める事も大事だと考えます。

カード会社にポイントサービスが多々ありますが、ポイントをうまく活用する自信がなければ、ガソリンカードが一番良いと思います。

理由は、毎月の請求金額から自動的に割り引きしてくれるからです。

使えば使うほど割引し、その活用に幅は無い事。

毎月ガソリンを100L以上使う場合、割引単価で言えば、約2000円近く還元されています。

 

<結論>

クレジットカードは3枚あると便利(VISA/Master/JCB)

一つ選ぶなら、カードブランドはVISAがあれば何とかなる

発行会社の指定は無いが、年会費無料ならなお良い

ポイント管理が面倒ならガソリン値引き特約のカードが便利

ETCカードは無料発行される会社が良い

 

<どの会社のどのカードが一番良いか?>

  • VISA/Master イオンカード・・・・年会費無料、多彩な提携カードあり、たまったポイントはWAONに転換出来る。
  • JCB Yahoo!カード・・・・Tポイントがたまる。年会費無料。SpeedPass+を作る事が出来る。Tカードと併用でダブルのポイントがたまり、便利。
  • ガソリンスタンド系カード(各社)・・・・給油割引やETC発行手数料は各社異なる

いずれも、ETCカードが無料で作る事ができたり、初めての1枚に最適です。初心者にお勧めのカードともいえます。

 

<ネット通販向にオススメなカード>

  • 楽天カード
  • amazonカード
  • Yahoo!カード

amazonカードは年間1回以上利用で、年会費無料のため、実質無料。

楽天カードはスタンダードとゴールドがあるが、年会費無料のスタンダードで良い。

Yahoo!カードは、JCBが発行元になっている。年会費がすべて無料で、利用明細毎1%のTポイントがたまり、リアルとネットでポイントをためやすい。

Yahoo!カードの場合は、特筆する点としてニッセンやYahoo!ショッピングでTポイントがたまり、さらにポイントが使える事。

 

今後のご参考にしてください。

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