Y!モバイルがいよいよsim単体の提供開始。もうすぐSIMフリーでiPhoneが使える様に

現時点でiPhoneの販売がないワイモバイルがなんと・・・・SIMのみの販売をスタート!

ワイモバイルからおトクな音声付きSIM登場! |Y!mobile (1)

 

 

やってくれました。待っていたサービスのSIMのみで販売をわざわざ強調するまでもありませんが、ワイモバイルが展開する新サービスは、SIMのみの提供。

9月26日現在では、まだmicro simのみですが、今後はnano simも販売されると考えられます。

SIMフリーで月額2980円~(ソフトバンク以外からのMNP限定)で利用可能です。

しかし、まだSIMカードの準備がmicro simのみに限定されている事は、少し残念ですが、SIMアダプターを使い標準SIM(mini sim)に切り替える事は物理的に可能です。

 

ただ、セールスとしては不当表示ギリギリです。

1 2980円~で利用するには、特定の条件をすべて満たす必要がある

2 ソフトバンクグループのため、ソフトバンク携帯からのMNPをかけると2980円で利用出来ない

3 2年契約であるため、中途解約は9500円(税別)が発生する事

 

もちろん、これまでの商慣習として2年契約を単位にし、MNPで顧客の囲い込みと思いますが、この料金帯における基本的な競争力はやや弱く、MVNO事業者の音声付きSIMが1600円から利用出来るなど、条件付き+期間限定で2980円では比較になりません。

 

しかし、これまでPHSを利用し、今後同じ番号でスマホを利用し、通話などの条件もこれまでに準じたいと考えるならこの契約で続ける事は非常にメリットのある話です。

 

とはいえ、致命的な欠点があります。

 

周波数帯域(受信エリア)がきわめて狭い

 

安い以前にエリアが狭いでは話にならず、この問題をどのように解消するかがユーザ獲得の決め手になると考えます。

もちろん手厳しい言い方ですが、2年縛りを無くし、月額もMVNOと張り合うくらいの価格帯、現状で行けばパケット1GBついて音声通話が従量で1280円くらいならば、今の契約打ち切ってもすぐに乗り換える事でしょう。

エリアが狭いっていう事より「安い」点を重視するユーザはかなりいます。

 

nttドコモやkddi auが根強い人気があるのは、こういったエリア問題が十分クリアされている事に他ならず、当然ですが

「つながるなら、それに見合う対価を払う事は当然」

当たり前の事ですが、この点がMVNOの回線はほぼnttドコモからの仕入となっているため、通信エリアもFOMA/Xiの提供エリアですから話にならないでしょう。

 

10月からいよいよPHSの070-5xxxと070-6xxxが携帯電話と相互乗り入れになります。

つまり、今までPHSだったユーザがiPhoneを利用するために、MNPする事は十分考えられます。

 

ワイモバイルが第2の草刈り場になる事は明白です。解約金を9500円支払ってでも乗り換えるユーザが大群をなして移動するなら恐ろしい話です。

 

私が予想されるのが、nttドコモへの移動が第一で、ネット回線の割引を前提に考えるならauだと見ています。

ソフトバンクへの移転が多いならまだ良いのですが現状ではあまり考えにくい話です。

 

ワイモバイルの起死回生策はまず、nano simを速やかに販売開始

月額の料金を現状の半額以下まで下げるか、ヤフープレミアムなどの付加サービスを標準で盛り込むなど、根本的な部分で差が付くと思います。

 

今のままだと、MNPで乗り換えが止まらない。ケータイユーザがPHSへ移動がどれだけあるか、通話限定で考えた場合にも完全定額を2200円よりさらに下げる施策が必要です。

 

この動きが他社にも広がり、SIMだけで契約が当たり前に出来る土壌をしっかり作って欲しいと思う今日この頃です。

 

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